神戸が敵地・韓国で大逆転負け!不運PK判定、延長戦で豪快ミドル蹴り込まれ…ACLE16強敗退が決定

[3.12 ACLE決勝トーナメント1回戦第2戦 光州3-0神戸 光州]

 AFCチャンピオンズリーグエリート決勝トーナメント1回戦の第2戦で、ヴィッセル神戸は敵地で光州FC(韓国)に0-3で敗れた。2戦合計2-3となり、準々決勝進出を逃した。

 神戸は今月5日にホームで戦った第1戦に2-0で勝利。アドバンテージを持って敵地での“後半90分”の戦いに乗り込んだ。怪我人の続出に苦しんでいた神戸だが、FW宮代大聖が今年に入って初スタメン。町田からレンタル加入したFWエリキも早速ベンチ入りした。

 ただ試合は光州に先手を許す形になった。前半18分、FKからMFパク・テジュンにゴール前にボールを上げられると、FWパク・ジョンインにヘディングで合わされて先制点を決められた。

 神戸は後半24分からエリキ、そしてこちらも怪我からの復帰となるMF井手口陽介を投入。“リード”を保ったまま試合を終わらせに行く。しかし同37分、エリア内の競り合いでVARが介入。DF岩波拓也の手にボールが当たったとして、光州にPKが与えられる。これをMFヤシル・アサニに決められて、2戦合計スコアでタイに戻った。

 後半42分には神戸がFW大迫勇也のポストプレーから井手口がミドルを放つと、FW佐々木大樹に当たってディフレクション。ボールはゴールに収まるが、佐々木の腕に当たっていたとして得点は認められない。試合は2戦合計2-2となり、このまま延長戦を戦うことになった。

 延長に入ってGK前川黛也がビッグセーブを見せるなど、何とか粘り強く守っていた神戸だったが、延長後半13分、ヤシル・アサニに左足で豪快なミドル弾を蹴り込まれ、ついに2戦合計スコアでひっくり返されてしまう。

 神戸は当初、グループステージを3位通過したはずだったが、山東泰山(中国)が大会から撤退した混乱に巻き込まれて、5位通過に転落。勝トーナメント1回戦のホームとアウェーが逆になる混乱に巻き込まれた。それでもホームでの初戦を2-0で勝利して第2戦を迎えていたが、神戸の今季のACLE挑戦は16強で終えることになった。 ●ACLE2024-25特集

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