嵐 櫻井翔・松本潤、“不仲説”も一蹴する兄弟のような絆 10代から現在まで続く背中を預け合う関係性
7月24日、嵐の櫻井翔と松本潤が「あの頃の記憶を辿る青春旅!」と題して街に繰り出す様子が、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でオンエアされる。TBSでの2人ロケは、実に24年ぶり。思い出のゲームや青春メシを懐かしむ2人の姿だけでなく、TBSに眠っていた貴重なレア映像も放出されるというから必見だ。
仲睦まじい少年期、多感な青年期を経て、背中を預け合う仲に
櫻井と松本といえば、“翔潤”や“バンビズ”といった愛称で、ファンの間で長く親しまれてきた名コンビ。彼らの青春時代を振り返れば、松本が櫻井を兄のように慕っていた姿が思い出される。なかでも印象的なのは、芸能の道一本でいくか、高校に進学するかで悩んでいた松本に対し、櫻井が「高校は行っておいたほうがいい」と助言したというエピソード。櫻井は松本の入学式に付き添い、在学中は勉強をサポートし、さらには卒業式の前日には松本の家に泊まって翌朝、卒業式へ送り出したという話は、今もなおファンの間で語り継がれている。
また、櫻井が学校を卒業する際、自身の制服のボタンを松本に譲り、松本がそれをつけて通学していたというエピソードも、ファンの間では有名な話。メンバーの仲の良さで知られる嵐だが、櫻井と松本の間にはより“兄弟“感の強い絆が感じられるのだ。
もちろん、大人の男性へと成長するにつれ、2人の関係が変化していった部分もある。それぞれの状況に合わせて適度な距離感を取り、お互いの仕事ぶりをリスペクトする成熟した関係性へと移っていった。物理的に距離の近かった少年時代と比べると、少し距離ができたようにも見えたことから、一時期は“不仲説”が浮上したこともあった。だが、それもかつての2人が親密だった証でもある。そんな櫻井と松本が自らバラエティ番組などで不仲説をネタにしていた姿からも、彼らの間にある揺るがない絆を感じさせるものがあった。
ライブDVD『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』の通常盤に収録された密着映像「Documentary Film ~アユハピ~」では、櫻井の肩を松本が揉みながらお互いを労うシーンもあった。当時からドラマに報道番組にと日々忙しく活動していた櫻井。「(朝7時から深夜)2時まで仕事してね?」と、櫻井に会う前にマネージャーからスケジュールを聞いていた松本が肩を揉みながら語りかける。「よくご存知で」と淡々と答える櫻井だが、「本当、死ぬかと思いました」と弱音がこぼれたのも、相手が松本だったからかもしれない。
対して、松本も85万5000人を動員する5大ドームツアーの演出を一手に担っていた。「知ってる? 大変なんだよ、松本潤は! 構成決めるでしょ、曲のサイズ決めるでしょ。それくらいだと思ってるだろ? 照明も考えりゃ、衣装だって構成していくんだよ。衣装の構成ってどういうことかっていうと、着替えが生じるわけだから。(先に)メンバー3人がいなくなって、その間に3人が着替えて、(ステージに)2人残ってとかさ。大変なんだよ、松本潤は! わかったか!?」と、松本に代わってその苦労を言葉にする櫻井。そんな櫻井の言葉に笑いながら「『わかったか』って言ってます!」と便乗する松本の姿がなんとも微笑ましかった。
そのまま櫻井の振り入れにも付き合う松本。頭をかきながら「間に合わねえぞ!」と笑いを誘う櫻井に、松本も「やべえぞ!」とまたもやノリを合わせていく。まるで背中を預け合って、嵐の内側と外側を向きながら仕事をしてきた2人。その絆に胸が熱くなる一幕だった。