ガザ停戦の行方不透明、イスラエル「第1段階」42日延長提案=当局者
パレスチナ自治区ガザでの停戦合意の「第1段階」の期限が3月1日に迫る中、エジプトのカイロで行われている交渉でイスラエルが「第2段階」への移行ではなく、第1段階の期限の42日間延長を提案していることが28日、複数のエジプト当局者の話で分かった。写真は2月27日、パレスチナ自治区ガザ南部の中心都市ハンユニスで撮影(2024年 ロイター/Ramadan Abed)
[カイロ/エルサレム 28日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでの停戦合意の「第1段階」の期限が3月1日に迫る中、エジプトのカイロで行われている交渉でイスラエルが「第2段階」への移行ではなく、第1段階の期限の42日間延長を提案していることが28日、複数のエジプト当局者の話で分かった。
イスラム組織ハマスは計画通りに第2段階への移行を主張。この日、国際社会に対し、イスラエルに第2段階への即時移行を促すよう呼びかけた。
パレスチナ自治政府のバルセン・アガベキアン外務担当相もこの日、停戦の段階的プロセスを当初の計画通りに進めたい意向を示した。
カイロで行われている協議は米国の支援の下、エジプトとカタールが仲介。1月19日に始まった3段階のガザ停戦合意を巡り、イスラエルとハマスは相互に違反を非難しており、追加的な人質解放のほか、恒久的な戦争終結に向けた措置などが含まれる第2段階への移行の実現の不透明感が増している。
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