悠仁さま初めての「サークル勧誘」に筑波大生は歓喜!…乱入するYouTuberに、私服警察官もやってきて…入学式のウラで「起きていたこと」(現代ビジネス)
4月5日、秋篠宮家長男の悠仁さまが筑波大学で行われた入学式に出席された。 入学式会場となった講堂周辺は、お祝いと歓迎ムードに包まれていた。入学を祝うため、東京都から駆け付けたある女性は、悠仁さまが到着されたときの様子を興奮げに語る。 「私たちのすぐ横を通られて、会場へと向かわれたんです! 『おめでとうございます』とお声をかけると、『ありがとうございます』と言って会釈をしてくえれたんです!」 入学式準備の学生たちも最初は悠仁さまと気付いていなかった。だが、一人が「悠仁さまだ!」と声を出すと、一斉に視線が集まり「本物だ!」などと口にして、その後ろ姿を目で追っていた。 悠仁さまの入学を祝い、お声がけに盛り上がる人々がいたのと同じ時間…講堂をはさんで反対側の場所では、一部の学生らを水色のジャンバーを来た10人ほどの大学職員が取り囲んでいた。怒気を含んだ声色で「大学には関係ありません。ビラは受け取らないでください」と新入生や保護者らに訴えていた。 中には、「チラシを配るのは禁止されています」と詰め寄る職員のほか、警察の腕章をつけた私服警察官が「ルールを守りましょう」と訴える姿も。 そして時折、ユーチューバーと思しき人物が乱入し、実況中継しながら動画を撮影…そうした現場の横を、入学式の「主役」である学生や父兄は通り過ぎていた。 入学式は午前9時ごろから開始された。
「悠仁さまはほかの学生とともに式に臨まれました。開始直前、隣の席の学生と笑顔で会話をされるなど、和やかな雰囲気でした」 午前9時30分ごろ、入学式が終了すると、警備がもっとも緊張する“瞬間”がやってきた。 「ほかの学生とともに、決められたルートを悠仁さまも向かっておられました。講堂から200メートルほど離れた大学の敷地内には、学類の旗を持った上級生が待機しており、その奥にはサークル勧誘のビラを渡す学生たちの姿がありました」 悠仁さまは学類の旗を持った上級生に引率され、新入生たちと一緒にそのルートを進んでいった。 通路は新入生や決められた人以外、保護者であっても立ち入りは一切禁止。敷地につながる各通路には、警備の私服警察官があちこちに配置されており、学生が通ろうとするとすぐさま駆け寄り、「ここは通れません」とその行く手を阻んでいた。学外者と思しき人に対しては、数人でいち早く駆け寄り、警戒をしていた。 「入学式は毎年、警備のための職員もかなりいるのは確か。でも今年はさらに多くて、なんとなく緊迫しているように感じました」(筑波大学の学生) 悠仁さまは、同級生とともにサークル勧誘の学生たちが集まるエリアも訪れていた。学生たちは所属するサークルのビラを渡したり、声をかけたり。SNS上には《悠仁さまにサークルのビラを渡せた!》などとの投稿も目立ち、初めて間近で悠仁さまと接したことで大いに盛り上がりをみせていた。
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その後、悠仁さまは図書館近くの屋外スペースで行われている新入生の歓迎セレモニー会場に移動。そこでは上級生たちが準備したダンスや歌、楽器の演奏などのプログラムを楽しんでおられた。 「悠仁さまの周りには10人くらいの男子学生がおり、その後ろに女子学生が続いていました。声をかけ合ったりして、和やかな雰囲気でした」(前出の筑波大生) 悠仁さまが学ぶ生命環境学類生物学類の新入生は60人。全員の顔と名前を覚えられる人数だ。 「入学式前の取材で、東京から離れて暮らす日もあることについて問われた際、『新たな生活に不安を感じることもありますが、これからも一つひとつの経験を大切にしていきたいと思っています』と話されていました。お友達と過ごす時間もそうです。限られた時間を大切に過ごそうとされている悠仁さまのお気持ちが感じ取れました」(前出・皇室ジャーナリスト、以下「」も) いくつかのイベントを経て、悠仁さまが筑波大学を後にしたのは正午手前。お帰りの際、見送るために集まった人たちが“おめでとうございます”などと口々に声をかけると、車の窓を開けて手を振っていた。
「慣れていないことや万が一のことがあっては大変、と茨城県警や筑波大学の緊張と警戒は常にピークの状態だったと思います。秋篠宮夫妻はいらっしゃっていませんでしたが、もしお越しになっていたら『警備の数は倍になっていたかもしれない』と話す職員もいました」 オリエンテーションや授業が本格的に始まる翌週以降について、不安の声を漏らす職員も。 「一部の校舎はこれまで誰でも出入り自由だったといいますが、この春からパスがないと入れないようになりました。学内のセキュリティも強化されていますが、どうなることか…」 悠仁さまは当面、お住まいの赤坂御用地から筑波大学に通われる。授業などで遅くなる日は大学周辺に民間の集合住宅を借りて、そこにお泊りになるというが、前出の皇室ジャーナリストは「意外と早く一人暮らしをスタートされるのではないか」と推測している。 「土曜日でも場所によっては高速道路も詰まっていました。平日ともなれば行き帰りの渋滞が予想されます。長時間の移動は悠仁さまのご負担にもなりますし、警備上の問題や事故のリスクも高まります。 なにより、筑波大周辺の緑あふれるのどかな環境のなかでのびのびと過ごしてほしい」 これから本格的に始まる学生生活を大いに謳歌していただきたい。
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