韓国軍、北朝鮮向け宣伝放送を停止 李大統領就任で方針転換

[ソウル １１日 ロイター] - 韓国軍は１１日、北朝鮮に向けた南北軍事境界線付近での拡声器による宣伝放送を約１年ぶりに停止したと発表した。

李在明大統領は拡声器放送を停止し、北朝鮮との対話を再開し、中断していた同国との軍事協定を復活させる意向を示していた。

韓国大統領室の姜由楨報道官は記者団に対し、緊張を和らげて軍事的対立を減らし、信頼を築くために李氏は先制措置を命じたと述べた。

与党の金炳周議員は声明で、「今度は北朝鮮が対応する番だ。南（韓国）に向かって騒音を流すのはやめてほしい」と呼びかけた。

韓国は昨年７月、北朝鮮が「ごみ風船」を飛ばしたことへの対抗措置として２４時間の宣伝放送を再開し、政治的プロパガンダやＫ─ポップを流していた。

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