自分で自分の首を絞めはじめたマイクロソフト…、Copilot+ PCは大丈夫そ?

それは間違いないのですが、今起こっているRAM不足やPC価格の高騰までは予想できていなかったのでしょう。 【全画像をみる】自分で自分の首を絞めはじめたマイクロソフト…、Copilot+ PCは大丈夫そ? マイクロソフトは、OpenAIを資金とインフラの両面で強力に支援して、テック業界がAI至上主義に染まることに一役買いましたが、その結果、今後数年にわたるPC市場にダメージを与えてしまったかもしれません。 2024年に発表されたCopilot+ PC。発表当時はアピールされていたほどに「ローカルでAIを実行できるPC」ではありませんでした。 それに、「Recall」のような新しいAI機能を使うためにはNPU(AI処理に特化したチップレット)を搭載し、少なくとも40TOPS(1秒あたり40兆回の演算)の処理性能が必要という仕様要件の厳しさもネックでしたし、16GB以上のRAMと256GB以上のストレージも必要です。

TrendForceの調査では、低価格帯のスマートフォンや薄型ノートPCは、コスト維持のためにスペックを下げざるを得なくなるだろうと指摘されており、エントリークラスやミドルレンジのノートPCのRAM容量は、8GBまで下がる恐れがあります。 これは言い換えると、廉価版のPCでは、メモリを必要とする多くのAI機能がそもそも使えなくなるということです。 これから登場するであろうQualcommのSnapdragon X2や IntelのPanther Lakeを搭載するAI PCは、高騰するRAM価格と、AI機能に対する消費者の冷ややかな反応との板挟みになるかもしれません。 半導体企業にも、今後益々厳しい状況が続くことを示唆する動きが見られます。 サムスン、SKハイニックスに次ぐ世界第3位の半導体メーカーのマイクロンは、AI分野に注力するため、一般消費者向けの「Crucial」ブランドを事実上終了させました。 この動きは昨今のメモリ不足をさらに悪化させる一因として、同社も十分に認識はしている様子。決算発表会の場で、マイクロンのCEOである サンジェイ・メロートラ 氏は「この状況は2026年以降も続くと見込んでいる」と述べています。もっとも、同社の第1四半期の売上高は前年同期比で57%増と業績は非常に好調なんですけどね。 また、PCパーツブランドの G.Skill は、自社サイトに掲載したコメントの中で「AI業界からの前例のないほどの高い需要」があると言及。AIデータセンターによる高性能メモリの需要が顕著であるため、主要な半導体メーカーは、消費者向け製品を後回しにしてAIクラウド基盤向けの製品を優先していることを裏付ける内容となっています。 マイクロソフト自身も、今後2年間でアメリカならびに世界各地のデータセンターの規模を倍増する計画を打ち出しています。その中には、EU内に200ヶ所のデータセンターを建設する計画も含まれています。 アメリカ国内の各地域に新たなクラウドコンピューティング拠点を立ち上げようとする同社の試みには、うまくいったものもあればいかなかったものもあり、その過程では電力や水資源の需要を急増させている事例もあります。

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