インドネシア抗議デモ、主要都市で激化-少なくとも3人死亡
Claire Jiao、Soraya Permatasari、Harry Suhartono
- 抗議活動は雇用や賃金を巡る不満の高まりを背景に25日から始まった
- 最も深刻だったのはマカッサル、デモ参加者が地方議会の建物に放火
インドネシアの主要都市で抗議活動が激化している。プラボウォ大統領が冷静な行動を呼び掛けたものの、デモ参加者はこれに応じず、抗議は首都ジャカルタをはるかに超えて、マカッサル、バンドン、スラバヤ、ソロ、ジョグジャカルタなどへと広がった。
抗議活動は雇用や賃金を巡る不満の高まりを背景に25日から始まった。
マカッサルではデモ参加者が放火し、地方議会の建物が炎上した(29日)
最も深刻だったのはマカッサルで、CNNインドネシアの報道によると、デモ参加者が29日夜の本会議中に地方議会の建物に火をつけ、3人が死亡、5人が負傷した。市長や他の幹部らは避難したという。
首都から車で約2時間半の距離にあるバンドンでも多数が負傷したほか、4棟の建物が焼失したという。
ジャカルタでは複数の警察署がデモ参加者の標的となり、市の東部にある警察署に火炎瓶が投げつけられたほか、ジャカルタ警察本部周辺の壁や歩道には落書きがあふれていた。
ジャカルタ市内の有料道路の一部は30日も閉鎖が続き、7カ所の料金所が炎に包まれた。市内を走るバス運行も、7カ所の停留所が焼失したため全面的に停止された。安全上の理由から複数の地下鉄駅も閉鎖された。
インドネシアで2番目に大きな都市スラバヤでも放火があったほか、ジョグジャカルタやソロでは警察署前で抗議が行われた。少なくとも600人のデモ参加者が拘束されたと報じられている。
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ジャカルタの警察本部前に集まるデモ参加者(28日)
原題:Indonesia Protests Surge Overnight, Leaving at Least Three Dead(抜粋)
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