敵地で耐えたバルセロナが6年ぶりCLベスト4進出! ドルトムントは猛追及ばず敗退に
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦1日目が15日に開催された。バルセロナ(スペイン)は敵地でドルトムント(ドイツ)に1-3で敗れたが、2試合合計スコアは5-3。2018-19シーズン以来、6年ぶりのベスト4進出を果たした。準決勝ではインテル(イタリア)とバイエルン(ドイツ)の勝者と戦う。
9日に行われた第1戦はホームのバルセロナが4-0で先勝。第2戦では逆転を目指すドルトムントが地元の大声援を受け、序盤からフルスロットルでゴールに迫る。前半9分にはMFカリム・アデイェミのスルーパスからMFパスカル・グロスがペナルティエリア左に抜け出し、ボールを処理しようとしたGKボイチェフ・シュチェスニーと交錯。主審はペナルティスポットを指した。
VARのチェックを終え、前半11分にPKキッカーを担ったのはFWセール・ギラシ。シュチェスニーとの駆け引きを制し、右足で軽く浮かせて中央上部に決めた。
さらに前半16分、MFフェリックス・ヌメチャがバルセロナのハイラインの背後を突くスルーパスを出し、グロスがフリーでボックス内へ。シュチェスニーとの1対1から右足でネットを揺らすが、オフサイドを取られた。
その後は落ち着きを取り戻したバルセロナも攻勢に転じ、互いにチャンスを作る展開の中、スコアは動かずに前半終了。そして後半も立ち上がりにドルトムントがゴールを奪った。開始4分の右CKからキッカーのMFダニエル・スベンソンが左足でクロスを入れ、ファーのDFラミ・ベンセバイニが頭で折り返す。これをギラシがヘディングで押し込み、得点ランキング首位のFWラフィーニャに並ぶ今大会12得点目を記録した。
しかし、後半9分にバルセロナが大きな1点を挙げる。敵陣でボールを回していた流れから、DFジュール・クンデの縦パスで一気にスピードアップ。ペナルティエリア右に走り込んだMFフェルミン・ロペスが右足で低く速いクロスを送り、ベンセバイニのオウンゴールを誘発した。
それでも後半31分に再びドルトムントがゴールを奪取。右サイドでボールを回収したFWジュリアン・デュランビルが縦への仕掛けからクロスを蹴り込むと、DFロナルド・アラウホがクリアしようとしたボールがギラシの足元に入る。ギニア代表ストライカーは左足で豪快に決め、ハットトリックを達成。今大会13ゴール目で得点ランキング単独首位に立った。
後半33分にはグロスの浮き球パスからMFユリアン・ブラントがボックス内の右に抜け出す。そのまま右足のシュートを突き刺すが、判定はオフサイド。昨季準優勝のドルトムントは猛追も及ばず、2戦合計3-5でベスト8敗退となった。
バルセロナは苦しみながらも、第1戦の大量リードを生かして勝利。FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)の退団後、初めて欧州CLベスト4に駒を進めた。 ●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集●ラ・リーガ2024-25特集●ブンデスリーガ2024-25特集▶ベスト4をかけた運命の第2戦!Rマドリードvsアーセナル、インテルvsバイエルンほか CL準々決勝第2戦は4/16(水)&17(木)にWOWOWで独占生中継