オンラインカジノ賭博疑いでタレント6人書類送検 吉本興業が謝罪 ファン悲鳴「これからなのに」
2025年4月3日 20:44
オンラインカジノで賭博をしたとして、タレント6人が書類送検され、吉本興業が謝罪しました。 ◇
吉本興業の劇場がある東京・新宿駅前。
お笑いファン(3日)「(書類送検されたのが)息子が好きな芸人ばかりで、ダンビラムーチョとかダイタクさんとか。『なんでこんなことしたん』って言っていた」──賞レースとかもいいところまで残って…。お笑いファン
「私も大好きだった、ダンビラムーチョが。これからだったのに もったいないなと思って」
オンラインカジノで賭博をしたとして3日、吉本興業所属のお笑いタレント6人が書類送検されました。6人は「ダイタク」の吉本大さん(40)、「9番街レトロ」のなかむら★しゅんさん(31)。「ダンビラムーチョ」の大原優一さん(35)。「ネイチャーバーガー」の笹本はやてさん(33)。「プリズンクイズチャンネル」のコンビ、竜大さん(31)と最強の庄田さん(35)。
警視庁によると、6人は、2023年から2024年にかけて日本国内からオンラインカジノサイト「スポーツベットアイオー」などに入金した上で、バカラやスポーツベッティングなどの賭博をした疑いがもたれています。
オンラインカジノは海外で合法的に運営されていても、日本国内からアクセスして賭博を行うことはすべて犯罪です。吉本興業の公式プロフィールでは6人のうち5人がギャンブルなどが趣味だと公言。飲み会や劇場での待機時間などにオンラインカジノで賭けを行い、なかむら★しゅんさんは、合計で約5100万円、吉本大さんは2700万円ほどを賭けていたとみられていますが、6人のほとんどが収支は「マイナス」だということです。
また6人の中には会社から給料の前借りをするなどで数千万円の借金を抱え、ギャンブル依存症と自覚していた人もいたということです。
お笑いファン歴10年「せっかく楽しいエンタメが悪いイメージになっちゃう。もうネタみても純粋に楽しめなくなっちゃう」6人はいずれも容疑を認めた上で、「グレーという認識はあったが逮捕されることはないと思った」などと、賭けを始めた当初は違法性の認識が低かったと話しているということです。
吉本興業は今回の件を受け、「世間をお騒がせしましたこと、関係者、ファンの皆さまにご迷惑・ご心配をお掛けした」と謝罪し、再発防止に取り組むとしています。
最終更新日:2025年4月3日 20:44