ドコモの「irumo」わずか2年で新規終了の理由 0.5GBプラン廃止の影響は少ない?

 データ容量をirumoの4種類から2種類に減らした理由について、NTTドコモ 代表取締役副社長 コンシューマサービスカンパニー長の齋藤武氏は、「お客さまのデータの利用状況を見ると、右肩上がりで増えている。(irumoでは)4つ細かく区切っているが、より分かりやすく提供するという観点でいうと、2つでおよそ対応できると考えている」と話す。  また、irumoの0.5GBは安価に契約できることから、MNPの弾として使われていた部分があったことも齋藤氏は認めた。  一方で気になるのが、OCN モバイル ONEからの移行促進だ。ドコモは「OCN モバイル ONE→irumo移行特典」として、OCN モバイル ONEからirumoに乗り換え、指定の機種を購入すると、dポイントを還元するキャンペーンを実施している。irumoの0.5GBプランは、OCN モバイル ONEユーザーへの救済措置ともいえるが、これをなくすことの弊害はないのだろうか。  ドコモ コンシューマサービスカンパニー マーケティング戦略部長の山本明宏氏に聞いてみたところ、0.5GBプランは「OCN モバイル ONEからの移行先としてある程度来ていただけたので、役割を終えたと思っている」と話す。  「0.5GBは普通にお使いになると、足りなくなる。自宅で光回線を使っている方はたくさんいらっしゃるが、外に出たときにも使ってほしいという思いがあるので、0.5GBは思い切ってやめた」(山本氏)  「(irumoの)3GBを(ドコモ miniでは)4GBとしたので、4GBで880円なら十分使える」とのことで、小容量帯プランとして競争力があることを示した。  ドコモは2026年3月31日に3Gサービスを終了するが、3G(ケータイ)からスマートフォンへの移行先として、irumoの0.5GBプランは適している。ただ山本氏によると、ケータイからの移行で0.5GBプランはほとんど選ばれていなかったという。ケータイからの移行ユーザーに好評なのは、1GBを1000円台で利用できる「はじめてスマホ割」だそうで、0.5GBがなくなっても問題ないとの認識だ。

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