自民・森山幹事長のお膝元鹿児島で“異変” 重鎮の娘反乱で揺れる保守王国

 参院選投開票日まで、あと6日。各党の党首クラスが次々と鹿児島入り。今、かつてない戦いが始まっています。 立憲民主党 小沢一郎議員(83) 「今まで、自民党の絶対の地盤だと言われていた、この鹿児島もその一つだ。だけど、その神話は崩れつつある」  「保守王国」鹿児島で、前代未聞の出来事が起きています。  鹿児島の選挙区は、改選定数1の「1人区」。前回の参院選では、自民党が全国32ある1人区で28勝。つまり、1人区をいかに制するかが、選挙全体の命運を左右するのです。  異変の発端が、無所属で立候補した尾辻朋実さん(44)。 尾辻候補 「朝一だから、まだ化粧したてだったんですよ。お母様に声をかけていただいて。年配の女性の人。『化粧してないとこが、いいわー』って言われて」  父は参議院の議員を6期36年務めた、自民党の重鎮・尾辻秀久さん。尾辻さんは長年秘書として父を支えてきました。ところが今回、彼女を推薦したのは立憲民主党。自民王国で、まさかの「反乱劇」が起きたのです。 尾辻候補 「モノの値段が上がるということは、これにきちんと賃金上昇を追い付かせることができれば、必ず今の子どもたちの時代は、若い人たちの時代は、もう一度日本の経済が右肩上がりになる」  重鎮の娘が、なぜ自民党に背を向けたのでしょうか?きっかけは、父・秀久さんの政界引退。後継候補を決める公募に尾辻さんも手を挙げましたが、自民の公認は得られませんでした。 「鹿児島県民の皆様の信託を受けられるかどうか、これは別の話である。立候補を模索する、このことを諦めない覚悟をしました」  このまさかの出馬に、強い危機感を抱くのは、鹿児島がおひざ元の自民・森山裕幹事長(80)です。 森山幹事長 「鹿児島らしくない選挙になっているのは残念」  鹿児島では、1人区負けなしの自民が擁立したのは園田修光さん(68)。 森山幹事長 「園田さんに、なんとしてもお力をいただきたい」  園田さんは、衆・参合わせて10年の国会議員を務めた、知名度も実績もあるベテランです。 園田候補 「きょうは小泉さんに来ていただきました」

テレビ朝日系(ANN)
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