富士通では「Copilot」10万ライセンスの利用率が“9割超え” 「導入したけど使われない」をどう防いだ?:AI活用を全社に定着させるには、何が必要なのか

全社にAIを導入しても、実際に使われなければ効果は生まれない。「Microsoft 365 Copilot」を社内導入した富士通は、どのようにしてAI活用を全社に定着させ、日常業務の変革につなげたのか。

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 2026年5月に発表した「中長期経営ビジョン2035」で、データとAIを事業成長の中核に据えた富士通。自社が最初のユーザーとなってAI主導の経営を実践し、その知見で顧客の変革を先導する「Customer Zero」(カスタマーゼロ)戦略を掲げる。

 課題は、導入したAIの活用を、国内外の全従業員に浸透させることだった。一部の従業員だけがAIを使っても活用シーンが限られ、効果を最大化できないと判断したからだ。全従業員が日常的にAIを使う状態にして、個人の生産性向上にとどまらない業務プロセスの変革につなげる必要があると、富士通は考えていた。

 こうした中、富士通は全社でのAI利用を促す仕組みを整えつつ、Microsoftの生成AIアシスタント「Microsoft 365 Copilot」の全社導入を進めた。その結果、利用率を高い状態で維持し、業務効率化といった具体的な成果も現れているという。どのように全社への導入と活用を進めたのか。

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