【ヤクルト】広島に競り負け連敗 ワースト借金”10” 一時同点もランバートがモンテロにV打献上 6回3失点で4敗目 5回満塁も無得点
■プロ野球 広島 3ー2 ヤクルト (20日 マツダスタジアム) ヤクルトは広島に競り負け連敗。13勝23敗1分のワースト借金「10」に膨らんだ。試合は初回、先発・ランバートがファビアンの5号ソロで先制を許すと、2回にも矢野の適時打で加点されたが、3回に1死一、三塁から北村拓の適時打、なおも1死三塁で内野ゴロ間に走者が生還し同点に追いつく。しかし6回1死一、二塁からモンテロに適時二塁打を浴び、勝ち越しを許すと、打線は4回以降得点奪えず力尽きた。 野手スタメンは2番にショート・北村拓、サンタナ、茂木、オスナのクリーンアップ、6番にライト・増田を入れた。増田は4月26日・中日戦(バンテリンドーム)のスタメン、茂木は5月7日・広島戦(神宮)以来の4番起用。 初回は相手先発・森に対し、1死から北村拓が7試合連続となる左前安打も、サンタナが三ゴロ、茂木が空振り三振に倒れた。 先発はランバート(28)1勝3敗、防御率3.29で今季6度目の登板。前回の5月10日・巨人戦(神宮)は6回4安打2失点(自責2)で負け投手。広島戦は来日初登板。 初回、2死からファビアンにカウント1-1からナックルカーブを左翼スタンド上段に運ばれ、5号ソロで先制を許す。 2回は先頭のモンテロに三塁線を抜ける二塁打、佐々木の右飛で二走・モンテロがタッチアップし1死三塁としたが、矢野に前進守備のセカンドの横を抜く右前適時打を浴び、0-2。 2回の攻撃は3者凡退も3回、中村悠が四球、ランバートの投犠打、岩田の右前安打で1死一、三塁を作ると、北村拓が粘った末10球目の外角高めツーシームをはじき返し、右前適時打で1-2。さらに1死一、三塁でサンタナの遊ゴロ間に三走・岩田が生還し、2-2の同点に追いつく。サンタナが2024年8月21日・阪神戦(京セラD大阪)以来の盗塁を決めたが、茂木が空振り三振に倒れた。 4回はオスナが中前安打、増田は空振り三振も山田が二内安打で1死一、二塁としたが、中村悠が三ゴロ併殺打。5回も森に対し2死から北村拓、サンタナが四球、茂木が死球で満塁機を作ったが、代わった広島2番手・岡本の前にオスナが二ゴロで3者残塁。 ランバートは3回、1死からファビアンに四球も、末包を中飛、坂倉を投ゴロに打ち取ると、4回は6番からの下位打線を3人で退け、5回はわずか9球で3者凡退とした。 6回の攻撃は広島3番手・中﨑に対し、増田の代打・西川が空振り三振、山田が中飛、中村悠が捕邪飛に終わる。その裏、ランバートが1死から末包に中前安打、坂倉に四球で一、二塁とすると、モンテロに初球低めのチェンジアップを左翼線へ運ばれ、適時二塁打で2-3の勝ち越しを許した。 7回、広島4番手・森浦に対し1死から岩田が中前安打で盗塁も決めると、北村拓が死球。サンタナの打席で森浦の暴投により二、三塁としたが、サンタナは二飛、茂木は空振り三振に倒れる。 ランバートは6回106球、被安打6(被本塁打1)、奪三振2、与四球2、3失点(自責3)で降板。7回は2番手・田口が森浦の代打・菊池を右飛、秋山を投ゴロ、小園を二飛で無失点に封じると、8回は3番手・矢崎が中軸を3者連続空振り三振に打ち取った。 8回は広島5番手・栗林に対し、オスナが二飛、西川、山田が二ゴロに打ち取られると、9回は広島6番手・ハーンの前に得点奪えずゲームセット。ランバートは4敗目(1勝)を喫し、チームは借金10に到達。昨季は5月31日・楽天戦(福島)で3-5の敗戦により、借金10に到達していた。