米FCC委員長に「ビッグテック」批判派のカー氏、トランプ氏発表

 11月17日、トランプ次期米大統領は、通信・放送分野の独立監督機関である連邦通信委員会(FCC)の委員長にブレンダン・カー氏を起用すると発表した。米首都ワシントンで2020年、代表撮影(2024年 ロイター)

[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ次期米大統領は17日、通信・放送分野の独立監督機関である連邦通信委員会(FCC)の委員長にブレンダン・カー氏(45)を起用すると発表した。

カー氏は現在、FCCの共和党トップを務めており、バイデン現政権の通信政策と巨大IT企業「ビッグテック」を批判している。

実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースX傘下の衛星通信サービス会社「スターリンク」に対する9億ドル近いブロードバンド補助金を承認しなかったFCCの決定なども厳しく批判してきた。

カー氏は先週の書簡で、メタ(META.O), opens new tab のフェイスブック、アルファベット(GOOGL.O), opens new tabのグーグル、アップル(AAPL.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabが米国民を検閲する措置を取っていると指摘。17日には「(FCCは)一般の米国人のための言論の自由の権利を回復」しなければならないと述べた。

大統領1期目の2017年1月にカー氏をFCC委員に指名したトランプ氏は声明で「(カー氏は)言論の自由の戦士であり、米国人の自由を抑圧し、われわれの経済を抑制してきた規制を巡る法律戦を闘ってきた」としている。

一方、エド・マーキー上院議員(民主党)は17日、カー氏の書簡は「規制当局が民間企業の言論を暗に脅す」ことに等しいと指摘。「トランプ政権下のFCC(Federal Communications Commission)は『連邦検閲委員会(Federal Censorship Commission)』になる準備をしている」と述べた。

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Timothy reports on energy and environment policy and is based in Washington, D.C. His coverage ranges from the latest in nuclear power, to environment regulations, to U.S. sanctions and geopolitics. He has been a member of three teams in the past two years that have won Reuters best journalism of the year awards. As a cyclist he is happiest outside.

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