ロシア、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州で攻勢 「緩衝地帯」目的
ロシアは9日、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州で一段の領土を制圧したと発表した。写真はロシアのペスコフ大統領報道官。5月撮影(2025年 ロイター/Pavel Bednyakov/Pool via REUTERS)
[モスクワ 9日 ロイター] - ロシアは9日、 ウクライナ東部 ドニプロペトロウスク州で 一段の領土を制圧したと発表した。ロシア大統領府は「緩衝地帯」の創設が目的だとしている。
ロシア国営メディアによると、ロシア国防省は「ウクライナの防衛線の奥深くまで進撃を続けた」とし、ドニプロペトロウスク州での支配地域が拡大したと表明した。
ロシアの ペスコフ 大統領 報道官は 記者団に対し、 ドニプロペトロウスク州への進撃は 緩衝地帯を設ける計画の一環との考えを示した。
ロイターは戦況を独自に確認できていない。
ロシア国防省は8日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の西端に到達し、隣接するドニプロペトロウスク州を攻撃していると発表していた。
ロシアはウクライナ東・南部4州とクリミアの一方的な併合を主張しているが、ドニプロペトロウスク州はこの主張に含まれていないため、 同州への攻勢が注目されている。
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