【中日】今季2度目のドロー...広島投手陣の前に散発3安打、内野ゴロ間の1点のみ マラー8回途中100球1失点の熱投も勝ち負けつかず

■プロ野球 中日 1-1 広島 延長12回 (8日・長良川) 中日は広島に1-1で、今季2度目のドロー。試合は両軍1安打無得点で迎えた4回、3四球で1死満塁を作った打線は細川の遊ゴロの間に1点先制に成功。しかし7回、好投が続いていたマラーが先頭の小園に二内安打を許すと、1死三塁から末包に適時打を浴び同点に追いつかれる。マラーは今季最長の8回にピンチを招いたが、代わった2番手・齋藤が抑えると、松山、マルテ、清水、勝野の無失点継投で12回まで抑える。12回裏は岡本に対し2死一、二塁の好機も、上林が倒れ無得点に終わり、単独最下位脱出とはならなかった。 中日先発は新外国人・マラー。前回の1日・巨人戦(バンテリンドーム)は5回を97球、3安打、無四死球、9奪三振の1失点も、勝ち負けつかず。そのマラーは、1死から矢野に中前安打も、小園を中飛、堂林を空振り三振に斬る立ち上がり。 スタメンは投手を除いて2試合連続同じオーダー。1番センター・岡林、2番レフト・ブライト、3番ファースト・カリステ、4番サード・石川昂、5番セカンド・板山、6番ライト・細川、7番ショート・村松、8番キャッチャー・木下、9番ピッチャー・マラーを組んだ。 初回の攻撃は広島先発・ドミンゲスに対し、岡林が空振り三振、ブライトが二ゴロ、カリステが右飛と3人で凡退。 2回のマラーは、末包を三ゴロ、ファビアンを一ゴロ、菊池を右飛とわずか9球で抑える。その裏の攻撃は、2死から細川が四球を選ぶも、村松が一ゴロに倒れた。 3回のマラーは、2死から二俣に四球も、矢野を一邪飛に打ち取った。その裏、先頭の木下が左前安打で出塁。ここで続くマラーがバスターを仕掛けるも遊ゴロ併殺打、岡林が二ゴロで結果的に3人で終わった。 4回の攻撃は、ブライト、カリステがフルカウントから四球を選び無死一、二塁を作ったが、石川昂が中飛で1死。板山は四球で満塁とすると、細川の遊ゴロの間にブライトが生還し、1-0と先制。2死一、三塁となったが、村松が一ゴロに倒れた。 4回はクリーンアップを三者凡退としたマラーは5回も、ファビアンを三ゴロ、菊池を右飛、石原を遊ゴロとし、5イニングを68球、被安打1、奪三振5、無失点と完璧に封じる。その裏、木下は遊ゴロ、マラーは一邪飛、岡林は見逃し三振で3者凡退。 6回のマラーはドミンゲスを遊ゴロ、二俣を空振り三振、矢野を一ゴロで、3イニング連続三者凡退とした。その裏、6イニング目のドミンゲスに対し、2死から石川昂がサード・小園の失策で出塁すると、板山が四球で一、二塁としたが、細川が二飛に倒れた。 7回のマラーは、先頭の小園に二内安打を許すと、堂林の投犠打で処理がもたつく間に小園に三塁進塁を許す。すると1死三塁で末包のピッチャーへのあたりがマラーのグラブを弾き、マラーが本塁送球もセーフで1-1の同点に。1死一塁も、ファビアンを二ゴロ併殺打に打ち取った。 7回裏、広島2番手・島内の前に村松が左飛、木下が見逃し三振、マラーが右飛に打ち取られた。 8回も続投のマラーは、先頭の菊池に左前安打、石原の一犠打で1死二塁とすると、野間に四球、二俣の右飛で菊池がタッチアップし、2死一、三塁としたところでマラーが降板。代わった2番手・齋藤は矢野にストレートの四球で満塁としたが、小園を二ゴロでピンチを切り抜けた。 8回途中で降板のマラーは、100球、被安打4、奪三振6、1失点(自責1)。その裏の攻撃は、広島3番手・ハーンに対し、2死からカリステが左前安打で二盗も、石川昂が空振り三振に斬られた。 9回は3番手・松山が登板。4番からの好打順を中飛、空振り三振、一邪飛と3人で抑える。その裏は広島4番手・栗林が登板。板山が遊ゴロ、細川が右飛、村松が空振り三振と3人で終わった。 10回は4番手・マルテが登板し、3つのゴロアウトを奪う。その裏、広島5番手・塹江の前に木下、山本、岡林が3者連続空振り三振に終わる。 11回は、5番手・清水が登板し、1死から矢野に中前安打、小園の遊ゴロ進塁打で2死二塁としたが、堂林を見逃し三振に斬った。その裏、広島6番手・森浦が登板し、3者凡退。 12回は5番手・勝野が登板し、末包を中飛、ファビアンを空振り三振、菊池を右飛とし、この試合の敗戦はなくなる。その裏、広島7番手・岡本に対し、1死から細川が出塁で代走・樋口を起用。村松の投犠打、代打・中田が四球で一、二塁としたが、代打・上林が空振り三振で試合終了。

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