「これは真似したい」キャベツの芯から新しいキャベツ3玉も収穫 驚きの"育成術"にネット「素敵な自給自足」

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

野菜SNSクロスメディアチーム

キャベツの芯を抜くことから始まる【写真提供:みかんぼーや1987(@mikanbo_ya1987)さん】

 調理くずとして残ったキャベツの芯から新たなキャベツ3玉を収穫したという投稿がネット上で話題になっています。野菜高騰の時代に、こんなお得な方法があるとは……。投稿したみかんぼーや1987(@mikanbo_ya1987)さんに詳しい話を聞きました。

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一般の人でも「全然できます!」 土いらずで簡単

「なんとスーパーで買ったキャベツの芯から新しいキャベツを3.1個収穫する事が出来ました~!! !! !! 小さいくせにちゃんと結球してる リボベジするとこうなるんだね」

 みかんぼーや1987さんがXに投稿したのは、キャベツの芯とそこから新たに収穫したというキャベツたちの写真です。投稿には、18万件の“いいね”とともに、「すごい!!絶対やりたい!!」「芯と水耕栽培でもこんな立派なのできるんだ」「ミラクル」「素敵な自給自足」「これは真似したいです」「お米はどんなに値上がりしても無理ですが、野菜はペットボトルでも色々できるようなので、やって損はないですね」など多くの声が寄せられました。

 色鮮やかな緑色のキャベツは、見ているだけで食欲をそそります。

 どうやって育成したのでしょうか。

 家庭菜園でさまざまな野菜を育てるみかんぼーやさんにコツを聞きました。

「まず芯の部分の切り口のところを水につけて根っこを出させます。ダイソーの鉢底ネットにろ過ウールを敷いて水で湿らせました。コツは根が出るまではこまめに水を入れ替え、強い日差しに当てないように室内の明るいところに置いておきます。最初の容器はなんでも大丈夫です。小さなプラカップで発根を待ちました」

 ここまでで9日を要します。

「9日で根が出てきて12日目で根がある程度、出てきたので、大きな容器に移し替えて液体肥料を貯めて生育しました。陽当たりの良いところに置いておき、週に1回養液を交換するだけです。この辺りはYouTubeであげてるバケツでキャベツのと管理方法は一緒です」

 軌道に乗れば、あとは同じ手入れの繰り返しです。

「途中寒くなってきたので室内に移動しています。南向きの窓際に置いて養液交換以外は放置です。するとどんどん葉が大きくなり3か所で結球し始めました。1つの芯から何個も新芽が出てくるのにはびっくりです。ある程度大きさが変わらなくなるくらいまで成長させて収穫しました」

 トータルの生育期間は昨年11月2日から3月20日までの140日。水耕栽培はハードルが高いように見えますが、一般の人でも「全然できます!」とのことでした。

 条件次第では、庭のないマンションや、日当たりの悪い場所でも育成可能とのことです。

「半陰性植物なので1日当たりの日照が4時間以上あればできます。室内でも育ったのでそこまで強い光は必要ないですが、直射日光が全く当たらないところは難しいと思います」

 気になる味については、「市販のと比べても全く遜色のなくおいしく食べることができました! 3つ集めると結構な量になったので満足でした」。自身で育てた分、格別かもしれませんね。

3玉収穫後もエンドレス? 「また芽が出て…」

こんな立派なキャベツが…【写真提供:みかんぼーや1987(@mikanbo_ya1987)さん】

 みかんぼーや1987さんは一連の過程をYouTubeで配信。

 Xの投稿が大きな反響を呼んだことには感謝しきりです。

「見ていただいてありがとうございます! 土を使わずに簡単にリボベジできるので誰でも挑戦しやすいと思います。すごく面白い結果になったので自由研究みたいな気分でやってみるのも良いかもしれません。ちなみに収穫した後も茎を残していますのでこの後もまた芽が出て再度収穫ができるかもしれません。その後の生育の様子はまたXでアップしていこうと思いますのでまたのぞいて見てください!」と結びました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)

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