マクロン仏大統領、バイル首相支持改めて強調-自身の辞任は否定

Samy Adghirni、William Horobin

  • 9月8日に信任投票-野党説得厳しく、内閣崩壊の公算大

フランスのマクロン大統領は29日、9月8日に信任投票を行うというバイル首相の決定に、改めて支持を表明した。この投票は、内閣の崩壊につながる可能性が高いとされている。

  マクロン氏は、バイル政権が崩壊した場合の選択肢については言及を避けた。新たな首相の任命や国民議会の解散・総選挙などの選択肢があるが、マクロン氏は一部政党が求めている辞任については否定した。

  地中海沿岸部トゥーロンで、ドイツのメルツ首相と共に記者会見に臨んだマクロン氏は「ほかの誰からでもなく、国民から託された私の任期を、満了まで全うする」と述べた。

  バイル氏が退陣すれば、マクロン氏は昨年の解散総選挙以来抜け出せずにいる政治的な行き詰まりに再び直面することになる。国民議会(下院)は対立する3つのグループに分裂しており、法案を通過させられる明確な候補者はいない。

  マクロン氏は、イデオロギーの異なる政党が同じ政権を構成しているドイツを例に挙げ、「バイル氏のやっていることはまったくの無謀ではない。現状について、政治勢力や議会勢力に責任を取らせようとしている。それは正しいことだ」と強調した。また、来週から始まるバイル氏と各政党との協議が、政権存続に向けた投票を引き出すことにつながると信じていると述べた。

  だが、議会内の勢力均衡を踏まえると、バイル氏の内閣存続の展望は乏しい。9月8日に辞任を強いられないためには、バイル氏は極右を取り込むか、左派議員らの多くに棄権させるしかないが、どちらの勢力も反対票を投じる方針を繰り返し公言している。

原題:Macron Backs Bayrou’s Confidence Motion, Rules Out Resigning(抜粋)

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