ドイツ銀行、今年は「審判の年」 CEOが表明
ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(写真)は22日の年次株主総会で、今年は「審判の年」になると表明した。昨年4月撮影(2025年 ロイター/Liesa Johannssen/ File Photo)
[フランクフルト 22日 ロイター] - ドイツ銀行(DBKGn.DE), opens new tabのクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は22日の年次株主総会で、今年は「審判の年」になると表明した。
今年は野心的なコスト・利益率目標を掲げた3カ年計画の最終年。目標にはコスト・インカム・レシオ(経費率)を65%未満とすることや有形株主資本利益率(RoTE)を10%超とすることが含まれる。
ドイツ銀行が今週まとめた市場予想によると、アナリストはどちらの目標も達成できないと予想しているが、ゼービング氏は目標達成に向けて「順調に進んでいることは明らかだ」と発言した。
同氏は現在、来年以降の戦略を微調整し、目標の設定を進めている。
第1・四半期決算は投資銀行部門が寄与し39%の増益となったが、一部の株主からは、変動の激しい投資銀行部門への依存を減らし、個人向け銀行業務や法人向け銀行業務など相対的に安定した部門に注力すべきだとの声が出ている。 もっと見る
A bar chart showing investment bank revenues as a percentage of the bank's total revenues.私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab