迫力すご! 太陽観測衛星が撮影した「太陽風」の動画

Image: ESA & NASA/Solar Orbiter/Metis & EUI Teams, V. Andretta and P. Romano/INAF

欧州宇宙機関(ESA)の太陽観測衛星ソーラー・オービターが撮影した太陽風の動画。太陽風とは、太陽から噴き出される高温の電離した粒子。見てるだけで汗がでそう…!

太陽風を撮影したのが、ソーラー・オービターに搭載された機器、Metis。太陽からの直射光をブロックし、太陽の大気、コロナで起きる現象をうまく捉えるための装置(コロナグラフ)です。撮影されたのは2022年10月12日。

この映像に映るのは、近日点通過中のMetisが観測した螺旋放射構造。1.5から3太陽半径ほど吹き上がり、3時間ほど続いたと調査チームは報告。

太陽の半径は69万6347km。つまり、Metisが撮影した太陽風は、最大で208万9000kmほどという非常に大きな構造です。

これまでの観測でもほとんど見られなかった現象で、太陽風に含まれる「アルヴェン波」が、太陽圏(太陽風が広がっている範囲)に向かって長い時間、直接放出され続けたという、とても珍しい現象だそうです。

ESAいわく、太陽風をここまで微細まで撮影できるのはMetisのみ。おかげで、太陽風はもちろん、その発生源、粒子を生成するコロナ内部まで調査することができるのだそう。

Video: ESA Space Science Hub / YouTube

今回撮影された太陽風に関する研究レポートは、The Astrophysical Journalに公開されています。

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