スゴイ通り越して怖いわ…「Sora 2」で著作権ガン無視動画がポンポン出てくるヤバさ
動画の詳細ページでは、「…」メニューから、動画ファイルをダウンロードしたり、動画を削除したりできる。なお、無料版の動画サイズは1280×704ピクセルで、Sora 2 Proの高解像度のサイズは1792×1024ピクセルとなる。
「POST」をクリックすると、Sora 2ユーザーに共有される。これが、Sora 2のもう一つの大きな特徴となる。Sora 2はYouTube ShortsやTikTokのような短尺動画の共有プラットフォームも目指しているのだ。
Web版でもアプリ版でも、Sora 2を開くとまずは他の人の作品が表示される。自分のプロフィール画面にも、投稿した作品がまず表示される。生成中の動画は「Drafts(下書き)」の中に入っているのもそのためだ。
スマホアプリを開くと、他のユーザーが投稿した動画が表示され、上にスライドすることで、次々と動画を切り替えられる。いいねを付けたり、コメントを残したり、共有したり、と一通りの機能を搭載。気に入ったユーザーはフォローすることもできる。リリースしたばかりなのに、アプリの動作も軽く、誰でも気軽に楽しめる設計になっているのがさすがだ。
すべてSora 2で生成した動画だが、バリエーション豊かな映像は見ていて飽きない。しかも、Sora 2に投稿する場合は、ロゴが表示されないというメリットもある。Sora 2が招待なしに一般公開されたら、人気の動画共有アプリになる可能性は高いだろう。
面白いと思った動画を真似て動画を作る「リミックス」機能
「Remix」ボタンをクリックすると、その作品のプロンプトを流用して、自分の動画を生成できる。そのまま生成することもできるし、「Describe Changes…」のフォームにカスタマイズしたい項目を入れると動画に反映される。
最初のうちは、興味のある動画をリミックスして、プロンプトの作り方のコツを学ぼう。やみくもに試行錯誤するよりも、動画生成の勘所を早くつかむことができるのでお勧めだ。
他のユーザーの作品で、警察が動物や宇宙人が運転する車を止めて免許証を求める動画が面白かったので、英語のプロンプトを参考に、日本語で動画を作成してみた。
■プロンプト 警察のボディカメラの視点。警察がスピードオーバーで止めた黄色いスポーツカーに近寄って、日本語で免許証の提示を求めるが、ドライバーがサングラスをかけた大きなゴールデンレトリバーだった。免許証を出せと言っても、犬は唸って首を横に振る。警察がもう一度強めに言うと、犬は慌てて車を発進させて逃げる。警察が制止して手を伸ばすが、車は走り去っていく
Sora 2登場以前であれば、バズりそうな動画だ。実際、すでにSNSにはSora 2で生成された動画が大量に投稿されている。横長の動画を生成し、ロゴ部分をカットしたものや、API経由で生成したロゴのない動画をAIで生成したことを隠して投稿しているアカウントも多い。本物か偽物かわからない動画も多く、これから賛否が議論されることになるだろう。
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既存の写真や自分の顔を参照させて動画を生成できる