リオのカーニバルはあの派手なパレードだけじゃない!路上パフォーマンス「ブロッコ」の楽しみ方
用があって2週間ほどブラジル・リオデジャネイロにいました。現地は絶賛カーニバル期間中!街中が熱気に包まれています。
カーニバルの間はみんな仮装をして街を歩きます。老若男女が悪魔やらウサギやら謎の蛍光網タイツやら、ありとあらゆる仮装をするのでとにかくカオス。
2月のブラジルは真夏です。日差しがめちゃくちゃキツい中、ほぼ水着のような格好でみんな歩いています。日焼け止め塗ったとしても焦げちゃうよ!!でも確かに袖のある服なんて着てられません。本当に暑いので。
こういう雑多な店で仮装グッズが売られている。こんな店がいたる所に大量にある路上や公園で楽器を演奏する集団「ブロッコ」
そんなカオスな街中をさらに賑やかにするのが「ブロッコ」である。「ブロッコ」というのは、地域の有志が集って打楽器・管楽器・弦楽器を演奏したり歌ったりするチームのこと。英語にすると「ブロック」だ。小集団、みたいなニュアンスだろうか。とはいえ数百人規模のチームもある。
比較対象が「サンボードロモ(サプカイ)」という巨大な会場で行われるパレードに出る数千人単位のチームなので、「“小”集団」になるのも無理はない。いわゆる「リオのカーニバル」で想像される大きなパレードについては昨年のこの記事で紹介しています。
ブロッコは仮装をして見に行くべし
ブロッコを見にいく時はぜひ仮装をしてください。そういうキャラじゃないとか恥ずかしいとか言ってられませんよ!
カーニバルを楽しまなきゃ!という意図ももちろんあるが、仮装してないと結構目立つ。特に私のようなちっこい日本人の女子は普段着でいると「観光客感」が出てむしろ危険なのだ(観光客ではあるんだけども)。
ブロッコは大勢が集まるし、みんなステージに注目するので隙が生まれやすい。幸い今回は特に危ない目にはあわなかったが、スマホを掲げて動画を撮ったりしているとはたき落とされて盗られることもあるらしい。変に目立って狙われないためにも、薄着&仮装をおすすめします。郷に入って郷に従うと楽しいよ!
私も有り合わせ&現地調達で雑な仮装をして参戦していました。絶妙にダサいが気にしない!
急いで撮ったのでタンクトップの裾からシークレットポーチが出ているが、これは服の中にしまった方がいいやつです。★ブロッコ参戦の注意点★
- 何かしら仮装をして行こう
- スマホで撮影する時は周りを見よう
- 貴重品は服の中にしまっておこう
- バッグは前に持っておこう
いざ参戦!音が聞こえる方に向かうべし
仮装してして街を歩いていると、歌と打楽器の音が聞こえてくることがある。それはきっとブロッコによる演奏なので、音のする方に向かってみましょう。
いた!ブロッコだ!すごい大盛況カーニバル期間中のリオではそこらじゅうでたくさんのブロッコが活動しているので、ちょっと歩くと結構な確率で遭遇します。公園にテントを張ったり、広い路上をパレードしたりと形態はさまざま!
昼に遭遇したこのブロッコは、広い公園の真ん中にテントを張って演奏していた。チームの旗にE.T.が描かれていたり宇宙っぽい仮装の人が多かったりするので、スペーシーなテーマのブロッコなのだろう。このようにブロッコにはモチーフやテーマがあることが多く、それに合わせて仮装をするみたい。みんなかわいい!
★ブロッコに遭遇するコツ★
- 打楽器の爆音が聞こえる方に向かう
- 広い公園に行く
- 大きいテントが張られているのを探す
- 仮装をしている人に付いていく
ブロッコのパフォーマンスは日中だけではなく、夜でも構わず街中でパレードしている。日中は暑いから、むしろ夜中の方が快適なのかもしれない。夜も暑いけどね!ホテルにいる間も一晩中外から打楽器の爆音が聞こえていました。最高な街だぜ。
滞在中の夜、ホテルの近くで開催されていたMil e uma noite(千夜一夜)というブロッコのパフォーマンスを見に行った。千夜一夜という名のとおり、みんなの仮装も赤と金を基調としたアラビアン!このパフォーマンスはステージではなくパレードなので、後ろをついて行くことができます。
楽器を叩く人をこの距離で見ることができる。耳栓をホテルに忘れてしまったので、終わった後なにも聞こえなかった。 管楽器もこの至近距離で。耳の真後ろに爆音トランペットがいる状態が数分続き、耳が無くなったかと思ったこのパレードがとにかく揉みくちゃ!通勤ラッシュの電車内で一歩も動けない状態のまま、無理やり歩くのを想像してみてほしい。しかもその場にいる全員で。動画だと伝わりにくいが、身体の前後左右に常に他人が貼り付いている。身体にラメを塗っている人が多いので、終わる頃にはいろんな人のラメを拭き取り全身がキラキラになっていた。
一歩間違えたら将棋倒し事故になると思い怖かったが、「足場が悪い箇所は後ろの人に伝える」「前の人を押さない(流れが止まったら止まる)」など転ばないための心得を全員が意識しているからなのか事故は起こらなかった。すごい!こういう地域のコアなパレードに来るような人たちはきっと慣れているのだろう。私も慣れている同行者の腕にしがみつきながらなんとか食らいつきました。
★揉みくちゃパレードを安全に楽しむコツ★
- 仮装をして溶け込む
- スマホ撮影は周りを見ながら
- 足場が悪い、ゴミがある所は後ろの人に伝える
- サンダルよりも汚れてもいいスニーカーがおすすめ(足踏まれるしリオの路上は汚いので)
- 耳栓をした方がいい
パレードコースの折り返し地点に着き、小休憩を経て後半戦に移ります。折り返し地点ではシュハスコ(焼いた肉やソーセージ)やビールやカイピリーニャ(ライムのお酒)が振る舞われる。
折り返し地点の広場は出演者と観客とで入り乱れている 肉を焼いて歩く人ここから折り返すのだが、折り返してからの方がカオスだった。楽器隊が動かないと全体も進まないので、満員電車状態でずっと留まることになる。その間に人ごみを掻き分けてトラックが通り「正気か?」と思った。
なぜいけると思った?行きよりも(体感)道が狭いためかぎゅうぎゅう具合が行き以上で、一層転ばないように気をつけて進む。
ゴールしたあとホテルに戻る頃には、汗やらラメやら水溜りの水やらで全身ドロドロになっていた。この日の夜は滞在期間の中で一番よく眠れた。
あの有名な大きいパレードももちろんすごく面白いので見に行ってほしいが、カーニバル期間中にリオに行くなら絶対にブロッコを探してみてほしい。日本じゃありえないくらいの揉みくちゃ具合に、全部の悩みがどうでもよくなりますよ!
人ごみの中をゴリゴリ進むドリンク屋さん編集部からのみどころを読む
編集部からのみどころ これは貴重なレポートです。リオのローカルで行われているパフォーマンスなんて想像したこともありませんでした。
「身体にラメを塗っている人が多いので、終わる頃にはいろんな人のラメを拭き取り全身がキラキラになっていた。」こんなこと体験しないと分からないですよね。仮装してないと目立つ、というのも。良いもの読みました。蒙が啓かれました。(林)