何に見える? 色彩強調で浮かび上がる木星の雲と渦【今日の宇宙画像】
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
こちらは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機Juno(ジュノー)に搭載された可視光カメラ「JunoCam」が観測したデータをもとに、市民科学者のKevin M. Gill氏が処理をした木星の雲と渦の画像です。
木星の表面に浮かぶ雲の立体的な構造を感じ取れるような画像処理が施されています。
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kevin M. Gill © CC BY
- NASA - JUPITER, PERIJOVE 26, ARTIFICIAL VERTICAL RELIEF
木星では、地球よりもはるかにスケールの大きい高気圧性の渦が長期間存続します。その代表格である大赤斑は、直径約1万4000km(※)という地球が丸ごと入るほどの大きさがあります。
※…大赤斑のサイズは年々変化しています。
このような巨大スケールの木星の雲を研究することで、私たちの身近な地球の気象や嵐のメカニズムの理解にも役立てられています。
なお、今回ご紹介した木星の画像は、2023年7月にも紹介したものです。その際に、X(旧Twitter)で実施したアンケートでは「恐怖」を感じるという回答が最も多い結果となりました。
木星の画像についてアンケートです。 項目にないのはコメントで!(中の人α)
— sorae 宇宙へのポータルサイト (@sorae_jp) July 8, 2023
あらためてこの画像をご覧になった皆さんの感想はいかがでしょうか?
編集/sorae編集部