ヒズボラ指導者、イスラエル軍の撤収期限「一日たりとも延長認めず」

レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師(写真)は27日、停戦合意に基づくイスラエル軍の南レバノンからの撤収期限の延長を認めない考えを示した。同日撮影(2025年 ロイター/Al Manar TV/Reuters TV via REUTERS)

[カイロ 27日 ロイター] - レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は27日、停戦合意に基づくイスラエル軍の南レバノンからの撤収期限の延長を認めない考えを示した。

カーセム氏は録画された演説で「期限が過ぎたため、イスラエル軍は撤収しなければならない。一日たりとも延長は認められない」と述べた。

昨年11月27日に発効したイスラエルとレバノンのヒズボラとの戦闘を巡る停戦合意の下、イスラエルは今月26日までにレバノン南部から軍を撤収させ、レバノン軍が国境周辺地帯を管理することになっていた。ただ、イスラエル首相府は24日、停戦合意が完全に履行されていないとして期限までに撤収は完了しないと明らかにしていた。 もっと見る

米政府が26日に停戦合意が2月18日まで継続されると表明したことについて、カセム師は米国が当初レバノン当局者に2月28日までの延長を提案したとし、ヒズボラがこれを拒否したと明らかにした。

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