話題株ピックアップ【昼刊】:PRTIME、クリレスHD、DDグループ
■クリレスHD <3387> 1,640円 +253 円 (+18.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>が急騰し、上場来高値を更新した。同社は14日の取引終了後、26年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.2%増の418億1400万円、最終利益は同12.7%増の20億8800万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は36%と好調な滑り出しとなったほか、株式分割と株主優待制度の拡充も公表しており、ポジティブ視されたようだ。前期にM&Aにより取り込んだ2社が着実に収益貢献をした。コメの価格高騰の影響を受けながらも、人件費の管理や販売価格の適正化などによる効果を引き出し、増益につなげた。同社は8月31日を基準日として9月1日付で1株を2株に分割するほか、26年2月末時点の株主より適用する株主優待の新制度においては、保有株数に応じて1500円から3万円分の食事券を年2回贈呈する形とする。保有株式数によっては株式分割を考慮したベースで贈呈額が増えることとなる。■DDグループ <3073> 1,696円 +253 円 (+17.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
DDグループ<3073>が急騰。14日の取引終了後、MBOの一環として、ポラリス・キャピタル・グループ傘下のPCGVI-1(東京都千代田区)が同社株の非公開化を目的にTOBを実施すると発表しており、TOB価格の1700円にサヤ寄せする格好となっている。非公開化により、短期的な株式市場からの評価にとらわれずに機動的な意思決定を可能とする経営体制を構築するのが狙い。買い付け予定数は1662万8186株(下限1081万3295株、上限設定なし)で、買付期間は7月15日から8月27日までを予定している。TOB成立後、DDグループ株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を7月14日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、DDグループは今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。■TSIホールディングス <3608> 1,221円 +106 円 (+9.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
TSIホールディングス<3608>が急反発した。同社は14日の取引終了後、取得総数を450万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.45%)、取得総額60億円を上限とする自社株買いの実施を発表。また26年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、最終利益が前年同期比3.6倍の19億6600万円となった。中間期の計画を上回り、通期計画に対する進捗率は第1四半期ながら約47%に上った。株主還元姿勢と利益の上振れを期待した買いが入ったようだ。自社株取得は7月23日から12月31日の間に実施する。取得した株式は全て消却する予定。3~5月決算は売上高が前年同期比9.4%減の356億500万円だった。仕入原価率の低減に成功し、過年度在庫の整理も一巡した。TSIHDはあわせて、OMOプラットフォームやアパレル小売業を展開するデイトナ・インターナショナル(東京都渋谷区)の買収を発表した。買収総額は283億円で9月2日に株式を取得する予定。相互送客による新規顧客の獲得や関連商品の販売、スケールメリットを生かしたシナジーの創出が期待できるという。■ライズCG <9168> 1,223円 +98 円 (+8.7%) 11:30現在
ライズ・コンサルティング・グループ<9168>は急伸。大口の買いが入り上値追い再開となった。6月3日につけた上場来高値1217円奪回が有力視される。戦略策定やデジタルトランスフォーメーション(DX)導入などを軸とした総合コンサルティングサービスを展開する。企業間で勝ち残りをかけて競争力の強化を図る動きが加速するなか、企業のコンサルティング支援ビジネスも高水準の需要がある。そうしたなか、同社が14日取引終了後に発表した25年3~5月期決算は営業利益が前年同期比39%増の4億9200万円と大幅な伸びを確保しており、これを評価する買いを引き寄せている。■E・Jホールディングス <2153> 1,650円 +126 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
E・Jホールディングス<2153>は急伸。14日取引終了後、26年5月期連結業績予想について売上高を前期比10.1%増の470億円、営業利益を同11.6%増の50億円と発表した。営業利益は4期ぶりに最高益を更新する見通し。配当予想は前期比2円増の69円とした。これを好感した買いが入っている。同時に発表した25年5月期決算は売上高が前の期比14.8%増の427億500万円、営業利益が同3.1%増の44億8100万円だった。防災・減災や国土強靱化などの公共事業が追い風に働いた。■クリエイトS <3148> 3,520円 +260 円 (+8.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
クリエイトSDホールディングス<3148>がカイ気配で始まり急反騰、今月上旬まで約2カ月にわたり3000円台近辺で売り物をこなす展開にあったが、満を持して上放れる動きをみせている。神奈川県を地盤に、首都圏などを中心として大型のドラッグストアを多店舗展開しているが、業績は売上高・利益ともに極めて堅調に推移している。14日取引終了後に発表した25年5月期決算は売上高が前の期比8%増の4570億9300万円と好調で、営業利益は同12%増の226億2500万円と2ケタ成長を達成し、いずれも過去最高を更新した。続く26年5月期も売上高が前期比8%増の4915億円、営業利益は同7%増の241億円を見込むなどピーク更新が続く見通しだ。株主還元にも抜かりなく、前期配当は従来予想に10円増額となる78円を実施、また今期は更に前期実績比で12円増配の90円を計画している。好業績が続くなかで株主還元への前向きな取り組みが好感されている。■佐鳥電機 <7420> 1,803円 +132 円 (+7.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
佐鳥電機<7420>が大幅高で3日続伸している。14日の取引終了後に発表した26年5月期連結業績予想で、売上高1600億円(前期比2.4%増)、営業利益43億円(同7.7%増)、純利益26億円(同3.0%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比4円増の90円としたことが好感されている。AI需要が半導体市場の成長を牽引していることを背景に、引き続きパソコン・サーバー向け電子部品が伸長する見通し。なお、25年5月期決算は、売上高1562億4200万円(前の期比5.5%増)、営業利益39億9300万円(同16.0%減)、純利益25億2400万円(同17.0%増)だった。同時に、7月22日付で自社株300万株(消却前発行済み株数の16.7%)を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1494万6826株となる。■トランザクション <7818> 2,605円 +155 円 (+6.3%) 11:30現在
トランザクション<7818>は大幅高。14日取引終了後に24年9月~25年5月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比9.9%増の207億7300万円、営業利益は同7.5%増の42億8100万円だった。エンターテインメント業界向けの物販品などを手掛けるライフスタイルプロダクツ部門が推し活消費を追い風に売り上げを伸ばした。環境配慮製品を手掛けるエコプロダクツ部門が堅調だったほか、衛生用品や加湿器、化粧雑貨を扱うウェルネスプロダクツ部門が好調だった。良好な決算内容が好感され買われている。■コプロHD <7059> 2,178円 +36 円 (+1.7%) 11:30現在
コプロ・ホールディングス<7059>は4日ぶりに反発した。同社は14日の取引終了後、9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株にする株式分割を発表しており、材料視された。投資単位当たりの金額の引き下げを通じ、投資家層の拡大と流動性の向上を図る。■山洋電気 <6516> 9,760円 +100 円 (+1.0%) 11:30現在
山洋電気<6516>が3日続伸している。14日の取引終了後に関東財務局に提出された変更保有報告書で、ストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)による株式保有割合が13.20%から14.23%に上昇したことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は7月7日となっている。■三菱UFJ <8306> 2,007円 +14.5 円 (+0.7%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが揃って上昇。業種別騰落でも銀行は33業種中で値上がり率トップとなっている。日本国内で長期金利の上昇が目立ってきた。きょうは新発10年債利回りが一時1.595%まで上昇しており、これはリーマン・ショックがあった2008年10月以来で約17年ぶりの高値水準となる。米金利の上昇に引っ張られている側面もあるが、国内では参院選通過後に財政支出を伴う経済政策が打ち出されることへの思惑から長期債が売られている。長期金利上昇は銀行セクターにとっては運用利ザヤの拡大につながるため、株価にポジティブに働いている。■IDOM <7599> 999円 -117 円 (-10.5%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
IDOM<7599>は大幅安。14日取引終了後に3~5月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比11.2%増の1385億3200万円、営業利益は同12.3%減の39億円だった。第1四半期として過去最高の小売り台数となったことが増収に寄与した一方、利益面では大型店出店に伴う地代家賃や人件費など販管費の増加が重しとなった。通期で増収増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益が嫌気され売られている。■タウンズ <197A> 514円 -28 円 (-5.2%) 11:30現在
タウンズ<197A>が大幅続落している。14日の取引終了後、東証プライムへの市場区分変更申請を取り下げたと発表したことが売り材料視されている。24年6月期決算を基準期として変更申請したが、25年6月期決算の確定までに承認を受けることが難しい見込みとなったことから、申請の内容に変更が生じることが想定されるため、変更申請を取り下げたという。なお、プライム市場への市場区分変更を目指す方針には変更はないとしている。■Gunosy <6047> 770円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 11:30現在
Gunosy<6047>がストップ高。情報配信のキュレーションサービス及び子会社を通じてゲーム攻略情報メディア事業などを展開する。14日取引終了後に発表した26年5月期の業績予想は、好調なゲーム攻略情報子会社が牽引する形で、営業利益が前期比36%増の7億8000万円と大幅な伸びを見込んでいる。また、発行済み株式数の1.04%相当の25万株、金額ベースで1億1000万円を上限とする自社株買いを実施(買い付け期間は8月末まで)することも併せて発表、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。■フロイント産業 <6312> 916円 +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
フロイント産業<6312>がストップ高カイ気配。同社は14日の取引終了後、同社社長を代表として6月に株式取得・保有を目的に設立された企業が、フロイントに対してMBO(経営陣が参加する買収)の一環として、完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表。TOB価格は1株1085円で、フロイントの株価はこれにサヤ寄せする流れとなっている。買付予定株式数の下限は749万9301株で、上限は設定しない。買付期間は15日から8月27日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て、フロイントは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は14日、フロイントを監理銘柄(確認中)に指定した。■扶桑電通 <7505> 2,720円 +500 円 (+22.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
扶桑電通<7505>がストップ高の2720円でカイ気配となっている。14日の取引終了後、25年9月期の単独業績予想について、売上高を475億円から520億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を18億7000万円から26億円(同39.4%増)へ、純利益を14億円から18億5000万円(同29.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を82円から113円(年128円)へ引き上げたことが好感されている。自治体向けビジネスや電力及び民需向けパソコン・ソフトウェア販売が好調に推移したことで、ネットワーク部門やソリューション部門、オフィス部門の売り上げが前回予想を上回ることが要因としている。 ●ストップ高銘柄Gunosy <6047> 770円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄 ●ストップ安銘柄ヴレインS <135A> 2,052円 -500 円 (-19.6%) ストップ安売り気配 11:30現在
ジグザグ <340A> 1,941円 -500 円 (-20.5%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、2銘柄 株探ニュース