米新規失業保険申請1.8万件増の24.1万件、2カ月ぶり高水準

米労働省が1日発表した4月26日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万8000件増の24万1000件となった。(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米労働省が1日発表した4月26日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万8000件増の24万1000件となった。市場予想の22万4000件を超え、2カ月ぶりの高水準に急増した。ただ、これはニューヨーク州の学校の春休みと関連しているとみられ、労働市場の状況に大きな変化があったとは考えにくいという。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「特にニューヨーク州では、学校の春休みやイースター、過ぎ越しの祭りの期間にデータを季節調整するのが難しいことに一部関係しているようだ。ただ失業者が急増し、新しい仕事を見つけるのが困難になっていることは憂慮すべきことだ」と指摘した。

季節調整前の申請件数は1万2901件増加し、22万3614件となった。ニューヨーク州で1万5525件増加したほか、マサチューセッツ州でも3251件急増した。コネチカット州とミズーリ州では減少した。

4月19日までの1週間の継続受給件数は8万3000件増の191万6000件。2021年11月以来の高水準となった。

2日に発表される4月の米雇用統計の調査期間とは重なっていない。

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