ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍事工場を攻撃...「着弾の瞬間」を捉えた衝撃映像を公開(ニューズウィーク日本版)

国境から約1300キロメートル離れたロシア中部ウドムルト共和国・ヴォトキンスクにある国営ミサイル工場に、ウクライナのFP-5「フラミンゴ(Flamingo)」巡航ミサイルが着弾した瞬間を捉えたとみられる映像がSNSで拡散されている。 【動画】ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍事工場を攻撃...「着弾の瞬間」を捉えた衝撃映像 フラミンゴはウクライナ国内で開発・製造された長距離ミサイルで、ウクライナ政府は同型兵器の生産を大幅に拡大し、同盟国からの武器供与に依存しすぎない体制の構築を目指している。 ウクライナは、5年目に突入したこの戦争を終結させるためには、ロシア深部の目標を継続的に攻撃できる能力を示し、ロシア政府への圧力を強めることが重要だと考えている。 今回拡散されている映像は、ロシア語のテレグラムアカウント「スパイ・ドシエ(Spy Dossier)」が最初に共有したもので、同アカウントは2月20日のウクライナによる攻撃を撮影したものだと主張している。 本誌はこの映像を独自に検証できていないが、ウクライナ軍参謀本部も21日、FP-5でヴォトキンスクの工場を攻撃したと発表している。 参謀本部によると、この工場では核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイルを含む弾道ミサイルが製造されており、ヤルス(Yars)、ブラバ(Bulava)、イスカンデルM(Iskander-M)、キンジャール(Kinzhal)などの型が含まれる。施設敷地内では火災も確認されており、被害状況は確認中だという。

ウクライナがフラミンゴを公開したのは昨年の8月。ウクライナで「最も成功したミサイル」であり、保有兵器の中でも「非常に強力」な戦力だと強調した。 専門家の分析によれば、この巡航ミサイルの射程は約3000キロメートルに及ぶ。 ウクライナに供与されてきた欧米諸国製の兵器は、戦争がエスカレートするのを防ぐ目的で、ロシア領内への攻撃を制限する条件が付されることも多かった。一方、国内で製造されたミサイルにはこうした制約は適用されない。 今回拡散された映像に先立ち、ウクライナによる攻撃後のヴォトキンスクを捉えたとされた映像もネット上では広く出回っていた。 ウクライナの軍事アナリスト集団サイバー・ボロシュノ(CyberBoroshno)が公開した衛星画像では、ヴォトキンスクの工場に生じた被害が、攻撃前後の比較写真によって示されている。 ウドムルト共和国の保健相セルゲイ・バギンのテレグラム投稿によると、今回の攻撃では11人が負傷、うち3人が入院したという。

シェーン・クラウチャー (本誌記者)

ニューズウィーク日本版
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