仏大統領、20億ユーロの対ウクライナ追加軍事支援発表

フランスのマクロン大統領は26日、ウクライナに対し約20億ユーロ(21億5000万ドル)の追加軍事支援を行うと表明した。(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 26日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は26日、ウクライナに対し約20億ユーロ(21億5000万ドル)の追加軍事支援を行うと表明した。パリで行ったウクライナのゼレンスキー大統領との共同会見で明らかにした。

マクロン大統領は、ウクライナへの新たな軍事装備には対戦車ミサイルや地対空ミサイル、ドローン(無人機)などが含まれると説明。ミラージュ戦闘機も追加提供される予定とした。

両首脳は会談で、ロシア・ウクライナ戦争の限定的な停戦案や、停戦合意後のロシアの攻撃抑止に向けた欧州の今後の役割について協議したという。

また、マクロン大統領は、ロシアに対して無条件の停戦合意を期待しており、欧州の対ロシア制裁を解除するのは時期尚早だとの見方を表明。

ロシアは合意内容に新たな条件を加えて書き換え、再解釈することを意図しており「平和を望む姿勢を示すどころか、毎日ウクライナ領土に集中的な攻撃を続けている」と非難した。

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