米3月求人件数、28.8万件減 解雇も減少し労働市場なお堅調
米労働省が29日発表した3月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は28万8000件減の719万2000件だった。ただ解雇件数も減少し、トランプ米政権か掲げる関税措置が経済の重しになる中でも、労働市場が堅調さを維持していることが示された。 (2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日発表した3月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は28万8000件減の719万2000件だった。ただ解雇件数も減少し、トランプ米政権か掲げる関税措置が経済の重しになる中でも、労働市場が堅調さを維持していることが示された。
ロイターがまとめた3月の求人件数のエコノミスト予想は748万件。2月の求人件数は748万件と、当初発表の756万8000件から下方修正された。
採用件数は541万1000件と、増加は4万1000件にとどまった。トランプ政権の大規模関税措置に対応する中で、企業が採用に慎重になっている実態がが浮き彫りになった。
解雇件数は22万2000件減の155万8000件。解雇件数の減少は労働市場の下支えになっている。
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