米財務長官、中国で1000万人雇用喪失を警告 米回帰企業に税優遇も

ベッセント米財務長官は29日、トランプ大統領の就任100日を記念する記者会見で、トランプ氏が打ち出す関税措置の影響で、中国では1000万人の雇用が失われる可能性があり、中国政府はいずれ中国側の関税政策が持続可能でないことを認識するだろうと述べた。4月23日撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 29日 ロイター] - ベッセント米財務長官は29日、トランプ大統領の就任100日を記念する記者会見で、トランプ氏が打ち出す関税措置の影響で、中国では1000万人の雇用が失われる可能性があり、中国政府はいずれ中国側の関税政策が持続可能でないことを認識するだろうと述べた。

日本については「実質的な協議を行った」と述べた。

また、トランプ氏の関税措置が「サプライチェーンに深刻な影響が及ぶとは考えていない」とし、小売業者は状況を見越し、在庫を十分に管理しているという見解を示した。

さらに、米国への生産移転を検討している企業に対し、トランプ政権は工場と設備の購入費用を全額即時償却を認める措置を講じ、その適用を2020年1月20日に遡及適用する方針だとも述べた。

「ここでの目標は、高品質の産業雇用を米国に戻すことだ。トランプ大統領は未来の雇用に興味があり、過去の雇用ではない」とも表明。米国には精密製造業が必要であり、必ずしも繊維産業は必要ではないと述べた。

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