人気ゲーム開発者が自ら、“Metacritic対抗”レビューサイトを立ち上げ。「メディアよりユーザー重視、最新評価も重視」をアピール

Moon StudiosのCEOを務めるThomas Mahler氏は9月2日、新たなレビュー集積サイトとして「VideoGamesCritic」を立ち上げたことを発表した。海外メディアKotakuなどが報じている。

Mahler氏が率いるMoon Studiosは、『Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)』などで知られるデベロッパーだ。最新作である『No Rest for the Wicked(ノー レスト フォー ザ ウィケッド)』は現在早期アクセス配信中。同作を巡っては、Take-Two InteractiveによるレーベルPrivate Divisionの売却に伴い、Moon Studiosが権利を買い戻し、自主販売をおこなうこととなった(関連記事)。

『No Rest for the Wicked』

Mahler氏はこれまで、『No Rest for the Wicked』のレビューを巡る発言が波紋を呼んできた。2025年5月には、同作に向けた不評レビューがSteamで相次いだことを受けて、レビュー爆撃を受けたと主張。スタジオの存亡にかかわるといった旨の発言をおこなうと、スタジオ閉鎖の可能性があるのではないかと一部メディアで報じられ、反論する場面もあった。

そんな過去をもつMahler氏が新たに立ち上げたのが「VideoGamesCritic」だ。同サイトの大きな特徴として、メディアレビューよりもユーザーレビューを重視する点がある。同氏はMetacriticやOpenCriticなどの既存のレビュー集積サイトに対して、メディアのスコアが重視されているという問題点を指摘。これを踏まえ、VideoGamesCriticでは最終的にユーザーレビュー側に最低3分の2の重み付けがされるような算出方法を採用しているとのこと。

さらに同氏は、既存のレビュー集積サイトでは、発売時の評価が基本的にその後も残り続ける仕組みとなっている点を問題視している。同氏は例として『No Man’s Sky』を挙げた。同作は発売後にSteamユーザーレビューが「不評」ステータスとなった一方で、それから数十回の大型アップデートを通して改善を継続。2024年11月にはついに好評率が80%に達し、「非常に好評」ステータスにまで評価を押し上げていた(関連記事)。しかしMahler氏によれば、Metacriticのスコアは発売当時のまま変わっていないという。

これに対して、VideoGamesCriticでは、大型アップデートがおこなわれた後のレビューを主要なソースとして、古いレビューの影響を時間とともに小さくする仕組みを取り入れているそうだ。これにより、発売直後の評価に固定されない、“生きたスコア”が掲載されるようになっているという。

『No Man’s Sky』

ちなみに『No Rest for the Wicked』についても、早期アクセス配信開始直後の評価は芳しくなく、アップデートを経て評価を持ち直してきた経緯がある。そうした経験も、VideoGamesCriticにて大型アップデートでの改善が反映されやすい手法をとっている背景にあるのかもしれない。

加えて同サイトでは、メディアに対する「信頼スコア」も表示している。各メディアによるレビューを同時期のSteamユーザー評価と比較することで、その一致度などから算出しているようだ。前述したいずれのスコアについても計算方法を公開しており、透明性を重視している姿勢が見てとれる。

Hey folks,

I'm launching a website today: https://t.co/hy00lYYoXA

It started as a little database I built for myself. I use Metacritic and OpenCritic a lot and they're clearly useful, but to me as a designer the user experience always felt a bit lacking.

Then the thing kept…

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