【最強入門】ChatGPT「dots」が凄すぎた…仕事を“任せる”自分専用AI、頼み方13選(ビジネス+IT)


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 公式の説明をひと言にまとめると、dotsは「常時稼働のエージェント」です。エージェントとは、自分で手順を考えて作業を進めるAIのこと。中身のAIはGPT-6 Astraです。ChatGPTの会話と違うのは、dotが「自分の持ち物」を持っていることです。・専用のクラウド上のパソコンと専用ブラウザーdotはここで作業します。自分のパソコンとは切り離されています・専用のIDアクセスと権限を管理するためのものです・接続したアプリ公式によると4000以上のアプリに対応。ただし使えるのは、自分が接続を許したものだけです・連絡の窓口ChatGPT(パソコン・アプリ)のほか、SlackやTeamsからも同じdotに話しかけられます 公式はこれを「新入社員に用意するものとほぼ同じ環境」と表現しています。実際に使うと、「ツールを設定している」より「新人に仕事の範囲を伝えている」感覚に近くなります。 もう1つの特徴が「先回りのリサーチ」です。dotは頼まれていなくても、接続を許されたアプリの情報を読み、役に立てそうなことを提案します。ここには歯止めがあり、公式の説明では、先回りのリサーチは読み取り専用に制限されたツールで行われ、メッセージの送信、アプリ内の内容の変更、ブラウザーやパソコンの操作はできません。リサーチのあとに何か操作するときは、通常のルールと安全チェックを通ります。

 なお、スマホのメッセージ(iMessageやRCS)でのやり取りは米国のProユーザー向けの限定ベータで、日本は対象外です。通話は、こちらからdotにかける形です(公式ヘルプによると、提供開始の時点で、dotからこちらに電話をかけることはできません)。


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 「では、普通のChatGPTは要らなくなるのか」というと、そうではありません。筆者は使ってみて、次の分け方に落ち着きました。

 迷ったら、「その仕事は来週もあるか」で決めてください。1回で終わるならChatGPT。毎週・毎朝あるならdotです。そして、どれを使っても「判断するのは人」です。dotは「論点と結果を持ってくる係」と考えると、任せる範囲を間違えません。


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 この章で紹介する10本は、部門ごとの「最初の1本」です。全文はダウンロード用のExcelに入れてあります。Excelには、練習用の架空データ(経費申請12件、契約一覧10件、よくある質問と問い合わせ、応募者メモ、週報)も付けました。 10本に共通する型は4つです。・目標と範囲を1文で(何を、どこから、いつの分まで)・出力の列を決める(表の見出しを先に書く)・推測で埋めさせない(「分からなければそう書く」)・外に出させない(「この会話に出すだけ」「相手への連絡はしない」) 実際の業務データを使う前には、次の3点を確かめてください。・会社が認めた契約のアカウントか・設定の「すべての人のためにモデルを改善する」(個人向けプランでは、オンだとdotとの会話や作業がAIの学習に使われることがある)・個人名や取引先名をAIに入力してよいか 記事本文では、10本のうち厳選した4本を紹介します。■【営業】担当業界と競合分野のニュースを、切り口つきで私は【自社の商材】の営業で、【担当している業界】を担当しています。直近7日間のニュースから、次の2つを調べてください。1. 【担当している業界】の動き(出店・統合・人手不足への対応・設備やシステムへの投資)を3件2. 【自社の商材の分野】の動き(新機能・提携・価格の変更)を3件それぞれ「見出し/何が起きたか2行/営業で使える切り口1行/出典のURL/発表日」の表にしてください。7日より古い記事や、出典が確認できない内容で数を埋めないでください。結果はこの会話に出すだけにしてください。ポイント 「営業で使える切り口」の列を入れるのがコツです。ニュースの要約だけなら検索で足ります。時短の目安 手作業(ニュース巡回と整理40分)→ dot 約4分(+出典の確認10分)注意 使う前に出典を開いて確かめるようにしてください。毎朝の定期便にするときは、『【はじめの3本】その1』と同じく報告先を「この会話だけ」にします。■【経理】経費申請の締め前チェックで、確認が要る申請だけ拾う添付は経費申請の一覧です。月末の締め前チェックとして、次の規程に照らして「確認が要る申請」だけを表にしてください。規程: 【例: 交際費は1人あたり10,000円まで/領収書は全件必須/タクシーは22時以降か荷物がある出張のみ/同じ日・同じ金額・同じ内容の申請は二重の疑い/見積と金額が合わないものは差し戻し】表の列は「申請番号/気になる点/根拠にした規程/申請者に聞くこと」。金額の計算はあなたのコンピューターで行い、問題が無い申請は件数だけ教えてください。判断に迷うものは「要確認」として理由を書いてください。申請者への連絡はしないでください。ポイント 規程を依頼文の中に書くのがコツです。書かないと一般論での判定になります。 架空の12件には、二重申請、1人18,000円の会食、領収書なし2件、見積150,000円に対して1,500,000円の申請、時刻の分からないタクシー2件を仕込んでおきました。 dotはこの確認点をすべて拾い、割り算は「54,000円÷3人=18,000円/人。上限を8,000円/人、合計24,000円超過」と式つきでした。残りについては「記載情報と提示規程の範囲で、問題が見当たらない申請は4件です」「K-1010以外の11件には見積額の記載がなく、見積との一致は未検証です」。確かめられなかった範囲が書いてあります。時短の目安 手作業(12件を規程と突き合わせ30分)→ dot 約4分(+結果の確認10分)注意 dotが出すのは「確認が要る候補」です。差し戻すかどうかは経理の担当者が決めます。■【総務】契約の満了と「解約の通知期限」を一覧にする添付は契約の一覧です。今日は【日付】です。次の表を作ってください。1. 90日以内に満了する契約を、満了日が近い順に並べる。2. 自動更新ありの契約は「解約するならいつまでに通知が要るか」を日付で計算し、通知期限まで30日を切っているもの・すでに過ぎているものに印を付ける。3. 列は「契約名/相手先/満了日/通知期限の日付/残り日数/担当部門/次にやること」。日付の計算はあなたのコンピューターで行い、計算の前提(起算日の数え方)を表の下に1行で書いてください。相手先への連絡や、契約の更新・解約の手続きはしないでください。ポイント 総務の方から研修で聞くことがあるのが、「満了日は見ていたが、解約の通知期限は見ていなかった」という失敗です。この頼み方は、満了日でなく通知期限を計算させるのが肝です。 架空の10件で試すと、90日以内に満了する5件の中から、通知期限を過ぎた契約2件と、今日が期限の契約2件を拾いました。筆者が手で検算したところ、日付と残り日数は合っていました。 さらに、頼んでいない2件が追加されていました。「なお、満了が90日より先でも通知期限に注意が必要な契約が2件あります」。1件は、満了が12月31日で対象の外でも、通知期限が「3カ月前まで」のため今日が期限の契約。もう1件は、満了が4カ月先でも、通知期限が「6カ月前まで」のため、すでに期限を2カ月過ぎている契約でした。最後の一文は「期限経過だけで更新成立や解約不能とは断定せず、通知済みかと契約原文の条件を確認する必要があります」です。時短の目安 手作業(10件の契約書で通知期限を数えて一覧に40分)→ dot 約3分半(+検算10分)注意 日付の計算は、前提(「1カ月前」を暦の月で数えるか、30日で数えるか)で答えが変わります。計算の前提を必ず書かせ、契約書の原文と照らしてください。■【管理職】週報から、止まっていることと「今週決めること」を洗い出す添付は、チームの週報です。今日は【日付】です。週次の確認用に、次をまとめてください。1. 進んだこと(3行以内)。2. 止まっていること。「何が/誰の何を待っているか/いつから/放置するといつ困るか」の表にする。3. 私(リーダー)が今週決めること・声をかける相手を、期限が近い順に3つ。週報に書かれていない事情を推測で補わず、分からない点は「本人に確認」と書いてください。メンバーへの連絡はしないでください。ポイント 週報は「やったこと」で埋まりがちです。管理職が知りたいのは「止まっていること」と「自分が決めないと進まないこと」。列を先に決めて、そこだけ抜かせます。 架空の3名分で試すと、止まっていることが4行の表になりました。展示会の装飾の決定は部長の判断待ちで、印刷の締め切りは10月3日、というように、週報の別々の行に書かれていた事実がつながっています。週報に無い期限は「本人に確認」。最後には「週報は9月22~26日分なので、9月30日時点でも未解決かは各本人に確認が必要です」と、資料の古さへの断りがありました。時短の目安 手作業(3名分の週報を読み、論点を整理20分)→ dot 約2分半(+内容の確認5分)注意 体調や家庭の事情など、週報に書かれた個人の事情をdotの要約のまま会議に出さないこと。声をかけるのは人の仕事です。■【全職種】毎朝、自分の予定とタスクを整理させる(カレンダー・メールの接続が必要)毎朝7時半(日本時間)に、次の3つをこの会話に送ってください。1. 今日の予定(カレンダー)と、準備が要りそうな予定に「準備すること」を1行。2. 返信していないメールのうち、私に質問や依頼をしているもの(件名と相手、何を聞かれているか1行)。3. 今日中に決めたほうがよいことを3つまで。メールの返信や予定の変更はしないでください。読むだけにして、判断が要る点は質問の形で書いてください。ポイント 公式ヘルプが定期の仕事の例に挙げているのも、毎朝カレンダーを確認して予定を知らせる、という使い方です。便利なぶん、dotに自分のメールとカレンダーを読ませることになります。筆者はまだ接続していないため、この1本は実行していません。接続する前に、『【はじめの3本】その3』のルール登録、「すべての人のためにモデルを改善する」の設定の確認、アプリの権限を「読み取りは確認なし、変更は確認つき」にする、の3つを済ませてください。時短の目安 手作業(朝の予定確認とメールの見直し15分)→ dot 0分(届いたものを読む3分)注意

 会社のアカウントを個人のProプランのdotにつなぐのは、情報システム部門に確認してからにしてください。


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■落とし穴1:何でも接続してから考える 作成の途中で、メールやドライブの接続をすすめられます。便利ですが、dotは接続した情報を頼まれていなくても読み、記憶を作ります。先にルールを決め、読むだけの仕事で1週間試してから、1つずつつないでください。アプリ側の権限も別にあります。選べるなら「読み取りは確認なし、変更は確認つき」の設定が出発点です。■落とし穴2:送信を「承認を求めずに実行」にする 慣れてくると、承認が面倒になります。それでも、人に届くもの(メール、メッセージ、共有)は「実行前に承認を求める」のままにしてください。自動レビューは宛先や本文を点検しますが、公式ヘルプも、こうした保護はリスクを減らすものの、dotはそれでも間違えることがある、と書いています。■落とし穴3:1回承認したら、ずっと許可したと思う 1通への承認は、その後の連絡までの許可ではありません。定期のメッセージを事前に許すときは、誰に・何を・いつ(どんな条件で)を具体的に書きます。■落とし穴4:dotの記憶を、あとから個別に消せると思う 公式ヘルプによると、dotが覚えた内容を1件ずつ見たり、直したり、消したりすることは、いまはできません。消すにはdotごと削除します。アプリの接続を外しても、すでに取り込んだ情報は残ります。「とりあえず全部読ませて、あとで消す」はできない、と考えてください。■落とし穴5:結果を確かめずに使う

 今回の練習データでは、経費チェックの金額計算と、契約一覧の通知期限・残り日数は、筆者の検算と一致しました。ただ、それは「今回は合っていた」という話です。dotは「確認できず」「要確認」「未検証」と書きます。そこを読み飛ばすと意味がありません。表の下の断り書きまで読む。数字は元の資料と1回突き合わせる。部下の仕事を受け取るときと同じです。

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