トランプ氏「英は米のために戦うが、EUは疑問」 通商交渉に影響
トランプ米大統領は15日公表されたBBCとのインタビューで、英国は米国を守るために戦うだろうが、欧州連合(EU)についてはその点を断言できないと発言、このため、EUとは通商協定を結んでいないと述べた。トランプ氏とスターマー英首相、6月の代表撮影(2025年 ロイター)
[ロンドン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日公表されたBBCとのインタビューで、英国は米国を守るために戦うだろうが、欧州連合(EU)についてはその点を断言できないと発言、このため、EUとは通商協定を結んでいないと述べた。
同氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国について「NATOの問題の1つは、われわれは彼らのために戦わなければならないが、もし戦争になった場合、彼らは本当にわれわれのために戦うのか」と発言。
「断言はできないが、私は英国がわれわれと共に戦うと信じている」とした上で「他の多くの国々がそうするかどうかは分からない」と述べた。
トランプ氏は、こうしたことが一因となって英国には関税を一部免除したと発言。「それが(英国と)合意した理由だ」とし「EUとは合意していない」と述べた。
トランプ氏はEU製品に30%の関税を課すと警告している。
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