中日・工藤公康新監督「マル秘です」【一問一答・上】

秋季練習のナインを前に話す中日・工藤公康新監督

来季から中日の指揮を取ることが正式に決まった工藤公康新監督(63)が15日、就任会見とナゴヤ球場でのナインへのあいさつ・訓示を行なった後、報道陣の取材に応じた。一問一答の前半は以下の通り。

――これから共に戦っていく選手と初めて対面して、どんな心境になられましたか

「責任が重いなと痛感しています。球団にも言われていますけど、なんとかしなければいけないので、そのために大事なことは伝えたつもりです」

――選手に渡された紙は、監督が書かれたものですか。どんな内容でしょうか

「はい、そうです。『マル秘』です。プロ野球の世界は厳しいところなんで、みんなに頑張ってほしいですし、自分の能力はまだあると信じてほしい。もっと上があるということも理解してほしいという思いがあります。厳しい世界でありつつ夢のある仕事でもあるんで。なりたい自分があるんだったら何か自分の中で我慢するとか必要なこともあると思うしね。そういうふうに書いてはいないんですけど、そういうことを書いたものです」

――オフを過ごすうえで秋が大事というお話が会見でもありましたが、B組の選手にはどんな声かけをされましたか

「同じですよ。今の自分で満足している人はいないと思いますけど、『俺はこんなものかな』と思うのではなく、『まだまだやれば絶対できる』という気持ち、若い人たちには負けないという気持ちを持っていてほしいんで。そのために僕らに何ができるかという点もありますけど、メンバーは決まっていますし、1軍にいられる人数にも限りがあります。それでも、自分の能力さえ上げていけばチャンスは必ずあると思ってほしいなと思ってます。2軍にいるとなかなかチャンスがもらえず、やっていることは正しくてもモチベーションが上がらないので。かといって上げられるかというと制限もありますし、チーム状況などいろいろなことが絡んできます。分かってはいても、納得しにくい部分はあるでしょうから、今のうちにしっかりコミュニケーションをとって、それぞれの役割を僕が見つけるなり、話し合って方向性を決めるなりすることが大事じゃないかなと思っています」

上林誠知(中央)と話す中日・工藤公康新監督(左) 右は荒木雅博球団本部長補佐=名古屋球場(撮影・榎本雅弘)

――懸垂のお話もされていましたが、春に向けた課題を個々に提示されるのでしょうか

「僕もなかなかこちらに来られないんですよ。そういう場合は紙にするとか、オフの過ごし方も、作ってはあるので。全体向けのものは作ってあります。個人向けはまだですけど。これからです。お渡しして、後で個人的に話せたら、個人のものを作っていければと思うんですけど。ただ、何をするにしてもすべてこれからなんですよ。143試合の映像も見ていませんし、良い時も悪い時も見ていないし。皆さんいろいろ期待はあるかもしれないですけど、ちょっとだけ長い目で見ていただけるとありがたいです」

――その紙は手書きですか

「いいえ、ちゃんとパソコンで、パワーポイントで作ったものです」

――それを球団本部長などにメールで送られる、というコミュニケーションの取り方でしょうか

「お話しした時に直接お渡ししたというものもありますし、送ったものもあります」

――今後、どのくらいの頻度で送られる予定ですか

「どれぐらいの頻度...さっき今『長い目で見てください』とお願いしたばかりなのに、すごく細かいですね」

――コミュニケーションが大事とおっしゃっていたので

「コミュニケーションは大事ですが、紙がコミュニケーションではありません。僕もなかなか来られないんです。仕事がいろいろあって、半年ぐらい前から入っているものをキャンセルするのは失礼になってしまいますので。そういう場合は紙で、来られる時は直接コミュニケーションを取って、それを形にして選手に渡す形になると思います。長い目で見ていただいていいですか?すみません」

――次に名古屋に来られる日程は決まっていますか

「未定です。今日終わったばかりなので。申し訳ないです」

――ドラフトは

「ドラフトは、後で行くことになるかもしれません」

――まだ未定ということですね

「はい、未定でお願いします。今日ハンコを押したばかりなので」

関連記事: