【巨人】ドラ3・荒巻悠がプロ1号&猛打賞「打った瞬間は気持ち良かった。試合に勝ちたかったと率直に思います」
◆JERA セ・リーグ 巨人2―3中日(9日・福島)
降雨と雷で2度の中断をはさんだ試合。巨人のドラフト3位ルーキー・荒巻悠内野手=上武大=がプロ初アーチと猛打賞で気を吐いた。
2回の第1打席で中日の先発・高橋宏斗投手から先制点となるプロ1号。第2打席は中前打、第3打席は右前打を放ち猛打賞。第4打席は四球と、スタメン起用にこたえる全打席出塁を果たした。
試合後、インタビューに答えた。
―プロ初ホームラン
「打った瞬間は気持ち良かったですし、試合に勝ちたかったなと率直に思います」
―大きい1本
「ホームラン打って満足せず、その場面その場面で役割っていうのは変わってくると思うんで、そこは冷静に打席に入れたのかなっていうのはありますね」
―同級生の(中日先発の)高橋宏斗から
「そうっすね。プロ入ったときからセ・リーグで高橋宏斗と対戦したいっていうのは言っていたので。そこで打てたっていうのはよかったかなと思います」
―雨で中断もあったが
「あのおかげでリラックスできたっていうのもあるのかなって感じです」
―記念球が戻ってきた
「親に渡します」
―福島が記念の場所に
「次は東京ドームで打てるように頑張ります」
184センチ、93キロの堂々たる体格を誇り、上武大時代のリーグ戦では推定140メートル弾も放った左の大砲候補。4月にはファームの試合で打球が当たり、右手第3指末節骨の骨折を経験した。故障も乗り越え、プロとして大きな一歩を刻んだ。