『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、4つの予告映像に隠された“暗号”を解読したとする説が話題に

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で監督を務めるルッソ兄弟が、これまで公開されてきた4本の映像は「予告編」ではなく「ヒント」だと述べたことを受け、あるファンが、映像の中に登場するカウントダウンに隠された「暗号を解読した」と主張している。

しかし、4本の映像が公開されたあと、監督のジョー&アンソニー・ルッソは、これらの映像にはもっと深い意味が込められていると述べた。「ここ4週間にわたって皆さんが見てきたもの……それはティーザーではありません。予告編でもありません。ストーリーです。ヒントです……注意深く見てください」とルッソ兄弟は呼びかけている。

そして、そのわずか数日後、この「ヒント」をめぐって1つの説が浮上。ファンの間で話題になっている。

ファンの考えはこうだ。各映像の終盤、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の劇場公開までの時間を示すカウントダウンが表示されている(カウントはそれぞれの予告編が最初に公開された時点からスタート)。

だが、それぞれのカウントダウンはすぐに始まるわけではない。「December 18 2026」と映画の公開日を示した文字列がカウントダウンの数字に変わるとき、タイムスタンプのような別の数字が見える瞬間がある。ファンは答えを求める中で、この一瞬のタイムスタンプを『アベンジャーズ/エンドゲーム』の内容と照らし合わせ、どのシーンやセリフが当てはまるのかを調べた。

ファンが発見したものをまとめるRedditの投稿にて、熱狂的なマーベルファンが、各タイムスタンプとそれに当てはまる「エンドゲーム」でのシーンをリスト化している。まずは、スティーブ・ロジャースが登場する予告編第1弾に表示される「1:24:20」だ。これは「エンドゲーム」において、ティルダ・スウィントン演じるエンシェント・ワンがハルクに対し、タイム泥棒作戦中にインフィニティ・ストーンを取り除くことによって現実が分岐すると警告するシーンにあたる。すでに予想されているように、「ドゥームズデイ」でアベンジャーズの過去の行動が複数の次元に及ぼした影響が描かれるのだとしたら、これは非常に重要なことだ。

「これは、ストーンを戻すっていうスティーブの任務(それと過去に留まるっていう決断)が、対立の中心になることを裏付けてる」とファンは考えを示している。「彼の行動が意図せずインカージョンを引き起こした可能性を示唆してる」

ソーが登場する予告編第2弾のタイムスタンプは「1:17:20」を指しており、これは、捕らわれたロキがキャプテン・アメリカの姿に変身して口調を真似る場面にあたる。ロキはここからテッセラクトを盗んで逃走し、これによりドラマ『ロキ』での変異体が生まれる。このシークエンスも、分岐した現実を生み出した次元をまたぐ行動に焦点を当てている。

そして、X-MENが登場する予告編第3弾は「1:11:20」だ。これは、アスガルドでロケットがソーに「泣いてんのか?」と聞くシーンに当てはまる。ファンによると、これはソーの精神状態を指している可能性があるとのことだが、筆者としては、このセリフを『デッドプール&ウルヴァリン』に登場するシーンと結び付けた別のファンの説を推したい。同作の中で、デッドプールは未来の出来事と思われる映像を見ながら、「どうしてソーは泣いてるんだ?」と述べていた。これは、「ドゥームズデイ」で回収されることが期待されている伏線でもある。

最後はワカンダの勢力が登場する予告編第4弾の「1:04:20」。これは、アベンジャーズがタイム泥棒作戦を立ててテストするシーンだ。これも、複数の次元に干渉する技術をアベンジャーズが初めてテストしたときを指している可能性がある。

「ルッソ兄弟はファンに、これは単なる予告編ではなく“ストーリー”だから“注意深く”見るようにって言ってた。この暗号は、『ドゥームズデイ』がタイム泥棒作戦の直接的な結果だってことを示してる」とタイムスタンプのリストを作ったファンは述べている。「どのタイムスタンプも、アベンジャーズが時間に干渉して、分裂したマルチバースが生まれたところを指してる。ドクター・ドゥーム(ロバート・ダウニー・Jr.)は、修復か支配を目指すのかもしれない」

なかなかの仮説だが、むろん仮説であることには変わりない。それに、このタイムスタンプはほかのマーベル映画に当てはまるだろうという意見や、「エンドゲーム」での関連するシーンが当てはまったのは単なる偶然だとする意見もあった。

そもそも、なぜ「エンドゲーム」なのか? 過去に生きるスティーブ・ロジャースの人生や、アベンジャーズがマルチバースに干渉したことの影響を描く可能性が高いことから、「ドゥームズデイ」が「エンドゲーム」の実質的な続編のように感じられてきた以上、まずそこを起点に考えるのはたしかに理にかなっている(また、「エンドゲーム」の続編的な作品を作ることは、近年MCUから離れていたファンを呼び戻す助けにもなるだろう)。

では、次は何が起きるのか。今週、マーベルは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』公開まで11カ月以上続くカウントダウンのライブ配信を開始した。現時点では新たな手がかりは見つかっていないが、記事掲載時点でも何百人ものファンがその動向を見守っている。今週、第5弾の映像が劇場公開されることを期待していたファンもいたが、どうやらもう少し――たとえば2月のスーパーボウルまで――待つ必要がありそうだ。

関連記事: