久保建英、途中出場から躍動!チーム3点目に絡み“怪物級”選手と証明する幻のゴラッソも…ソシエダの連勝に貢献

【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・ソシエダがラス・パルマスに勝利。久保建英は途中出場から躍動した。

6日のラ・リーガ第30節、レアル・ソシエダは敵地エスタディオ・デ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦を3-1で制した。日本代表MF久保建英は63分から出場して、チームの3点目に絡んでいる。

5日前に行われたレアル・マドリーとのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグで、延長戦までもつれ込む4-4(2戦合計4-5でマドリーが決勝進出)の激闘を演じて、サポーターに誇りを感じさせたソシエダ。久保建英は延長戦前半までプレーして、チームを牽引する活躍を見せたが(後半に決めた3得点はいずれも彼がきっかけだった)、イマノル監督は疲労を考慮してかこのラス・パルマス戦では背番号14をベンチに置いている。

ソシエダのスタメンはGKレミーロ、DFアランブル、スベルディア、エルストンド、ハビ・ロペス、MFスビメンディ、オラサガスティ、パブロ・マリン、FWセルヒオ・ゴメス、オヤルサバル、バレネチェア。

ソシエダはキックオグから5分後に幸先よく先制点を獲得。左サイドからペナルティーエリア手前に切れ込んだバレネチェアが右足でシュートを放ち、GKホルカスが弾いたボールをオヤルサバルが押し込んでいる。ソシエダの象徴は、これが今季ラ・リーガ6得点目、全公式戦15得点目。

ソシエダはその後、ボールを保持しながら追加点を狙うが、ラス・パルマスの反撃にも苦慮。とりわけファビオ・シルバの決定機を何度も許してしまったが、レミーロが好守を連発し、さらにクロスバーにも助けられて無失点で前半を終えている。

後半もどちらも攻撃を仕掛けるオープンな展開が続き、ソシエダが56分に追加点を獲得。オラサガスティのロングフィードからバレネチェアが左サイドを突破し、折り返したボールをセルヒオ・ゴメスが押し込んだ。

リードを2点に広げたソシエダだったが、ラス・パルマスも反撃。2失点目から4分後、ファビオ・ルイスの横パスを巻くバーニーが押し込み、再び1点差に詰め寄った。イマノル監督は63分に交代カードを切り、オヤルサバル、バレネチェアを久保、オスカールソンに代えている。

久保はいつものように右ウィングを務める。30分程度の出場時間で、フルスロットルでプレーすれば、やはり手がつけられない存在だ。日本人MFは67分、いきなり決定機を供給する。鋭いドリブルでペナルティーエリア中央に切れ込んで横パスを送ると、パブロ・マリンがエリア内フリーでシュートチャンスを手に。しかし叩いたボールはホルカスのセーブに遭った。

そして前述の決定機からわずか1分後、久保も絡んだ展開でソシエダが3点目を獲得。右サイド深い位置でのスローイン、アランブルが久保にボールを投げると、久保は背後から自身をマークするマルモルの動きを封じながら、アランブルがペナルティーエリア内に走り込むためのコースを開ける。久保とのスイッチでボールを拾ったアランブルは、そのままエリア内に侵入して、左足のシュートでネットを揺らしている。完全に練習を行なっていたスイッチプレーだった……ただラ・リーガ公式の記録上で、久保にアシストは付いていなかったが。

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