英首相、来月2日に欧州首脳と会談 トランプ氏のウクライナ和平対応巡り
英国のスターマー首相は来月2日、イタリア、ドイツ、ポーランドなどの同盟国の首脳らを招き、トランプ米大統領によるウクライナ戦争終結に向けた和平交渉への対応について協議する。写真は26日、英ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Temilade Adelaja)
[ロンドン 26日 ロイター] - 英国のスターマー首相は来月2日、イタリア、ドイツ、ポーランドなどの同盟国の首脳らを招き、トランプ米大統領によるウクライナ戦争終結に向けた和平交渉への対応について協議する。
スターマー首相は25日、同会合の開催について「われわれが直面している状況を踏まえ、同盟国としてどのように前進していくかについて引き続き議論するため」とした。
スターマー氏は27日にワシントンでトランプ氏との会談を控える。
トランプ大統領は、ウクライナ戦争を巡り前政権の同国寄りの姿勢を大きく転換。ウクライナの頭越しにロシアとの交渉を進める姿勢をトランプ氏が強める中、欧州諸国は国防費の増額を求められるなど、安全保障面での抜本的な見直しを迫られている。
これに先立ち、フランスのマクロン大統領は24日、米首都ワシントンでのトランプ氏との会談で、まず停戦交渉を行い、その後、安全保障に裏付けられた和平合意を結ぶ必要があるとして、より慎重なアプローチを主張。「われわれは迅速な平和を望んでいるが、弱い合意は望んでいない」と言明した。 もっと見る
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