日本のアイスダンスを強く 「りかしん」西山真瑚の予想図/後編
フィギュアスケート・アイスダンスの「りかしん」こと紀平梨花選手(早大)、西山真瑚選手(オリエンタルバイオ)組が6月、毎日新聞の取材に応じた。
相次ぐ新カップルの結成でアイスダンスに注目が集まる中、どう存在感を示してくのか。
そして、2人はカナダを練習拠点としている。世界屈指の環境に身を置くメリットとは。
海外での経験を踏まえ、日本がアイスダンスの強豪国になるために必要な条件についても語った。【聞き手・玉井滉大】
「りかしん」の主な談話を2回に分けて紹介します 前編:紀平梨花が感じた苦しさ
悪い空気を作ると…
<2人が練習するカナダのアイス・アカデミー・オブ・モントリオール(IAM)には多くの世界トップ選手が在籍しています>
紀平 もう、次元が違うような方たちがたくさんいて。「本当にここで滑っていいのかな」と思ってしまうくらいの……。そのくらい、すごい方ばかりなので(笑い)。
本当に見ているだけで勉強になりますし、一緒に練習させてもらえているからこそ、早くから「見て学ぶ」ということができたと思っています。自分たちもこの半年間ですごく変わってきたと思いますし、本当に良い環境で練習させていただいています。
<具体的に、どのあたりが別次元だと感じましたか>
紀平 絞りきれないくらい多いですが、もちろんリフトなどの大技もそうですし。もう「スケートそのもの」です。
2人がもたつかずに滑っていたり、滑りも常に重心が低かったり。足の角度とかにも隙(すき)がなくて。教科書通りのアイスダンスで、本当に違うなと思いました。
(ミラノ・コルティナ冬季オリンピック金メダルの)ギヨーム(・シゼロン)選手とかは、憧れのアイスダンサーの一人で。私自身、自分の滑りで「ここが嫌だな」と感じる部分はいくつもあるのですが、「こう滑れたらいいな」という究極のような存在です。
一つ一つ、気をつけて練習をしていますが、あんなふうに滑れたらいいなと思っています。
<西山選手はモントリオールに拠点を移して4年目になります。改めて、IAMで練…