山本由伸 キャリアハイの10奪三振でスプリットに手応え 「去年と比べるとすごく自信を持って投げられている」
山本由伸 写真:Imagn/ロイター/アフロ
<2025年3月28日(金)(日本時間29日)MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 デトロイト・タイガース @ドジャー・スタジアム>
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ホーム開幕シリーズ第2戦、ドジャースの山本由伸(26)がデトロイト•タイガースとの試合に先発登板した。
東京でのカブスとの開幕戦に登板した山本が、ホームに戻り2戦目に先発マウンドにあがると、初回1アウトを取った後に連打を浴び1•3塁のピンチを招く。
この場面で山本は、相手4番をインコースのシンカーで空振り三振に打ち取ると、続く5番はスプリットで連続三振に打ち取りこのピンチを脱する。
続く2回、ディングラーに落ちきらずに甘く入ってしまったスプリットを、センター左横へ飛び込む本塁打にされ先制点を与えてしまう。
さらに3回、唯一対戦経験があるトーレスから、インコースへの厳しいシンカーをレフトへ弾丸ライナーの一発を浴び、さらに1点を失う。
しかし、この2本の本塁打以外はストレートとスプリットの組み合わせで三振の山を築き、5回まででキャリアハイとなる10奪三振を記録。
援護がなく0対2と2点ビハインドでの降板となったが、5回 10奪三振 2四球 2失点と、上場の内容でマウンドを降りた。
試合はその後、フリーマンの同点2点本塁打で山本の負けが消えると、シーソーゲームの展開で延長に突入。
延長10回、2点ビハインドの場面でドジャースがここも同点に追いつくと、2番ベッツの2打席連続となる本塁打で劇的サヨナラ勝利を納め、東京開幕から4連勝を飾った。
山本由伸 試合後囲みコメント
ーー今日の投球を振り返って
ホームランを2本打たれたので、もう少しいいピッチングができたかなという感覚はありました。
とにかく、今日の試合を勝てたというのはすごく良かったと思います。
ーーアップ中に優勝リングが配られていたが、リングを見た印象は?
試合前のセレモニーもすごい歓声でしたし、登板が終わってロッカーに戻るとリングが置いてあった。
うれしいだろうなというのは想像していましたけど、その想像よりも遥かに喜びがありましたし、とにかくうれしかったです。
ーー10奪三振、今日の組み立ては?
変化球がすごい良い高さに行っていましたし、途中からはストレートも良いコースに決まりだしたのでよかったです。
ホームランを2本浴びながら、なんとか最少失点で乗り切れたのは、今日の中で良かった点かなと思います。
ーー昨年に比べてスプリットがうまく使えているのか?
コントロールの面だったり、その落ち幅というのに自信を持って投げ込めているので、それがいい結果につながってるかなと思います。
多少カウントが悪くなってもしっかりと腕を振って投げれているので、去年と比べるとスプリットがすごく自信を持って投げられているかなと。
ーー元同僚のフラハティとの投げ合いとなったが?
やっぱり他と比べると特別かなという存在にはなりますけど...
今日もすごくいいピッチングしてましたし、なんとか先に点を与えたくなかったんですけど、先制点を許してしまった。
6回にホームランはありましたけど、そこまですごくいいピッチングをしていたので、本当に流石だなとイニング間に見ていました。
ーーベッツの2本のホームランは?
せめて外野フライと見てたんですけど、最高の結果だったので、本当にさすがだなという感じです。
ーーホーム最初の登板、ファンの雰囲気はどうだったか?
やっぱり盛り上がりは本当にすごいなと感じますし、その歓声の中でもっともっと良いピッチングができるように頑張りたいなと思います。