英国でニート危機、一つの世代が捨てられる恐れ 無策なら5年以内に若者の6人に1人がニート化

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別の公式データによれば、英国のニートの数は今年第1四半期、2013年以来初めて100万人を超えた。

報告書は、何の対策も講じなければ、ニートの数は5年以内に125万人に上り、若者の6人に1人がニートになる恐れがあると指摘している。

この調査を主導し、年内に解決策を提示する予定の元労働党閣僚のアラン・ミルバーン氏は記者会見で、「英国は『ロストジェネレーション』の危機にひんしている」と主張。

「あまりにも多くの若者が成人を迎えても、チャンスへの扉が閉ざされていることに気づくだけとなっている」と語った。

キア・スターマー首相は、この報告書に「考えさせられる」と述べる一方、一つの世代が失われるのを決して容認しないとして、ミルバーン氏と共に必要な対策に取り組んでいくと約束した。

イングランドのウェスト・ミッドランズ地方で2年間にわたり職探しを続けているシャナ・ファタハリさん(23、女性)は、「若者たちは社会に出て仕事に就きたいと心から願っている」「年配世代の多くは、履歴書を書いて提出すれば、それだけで仕事が手に入るという固定観念にとらわれている。しかし、昔とは時代が違う」と語った。

ファタハリさんは医療・介護の学位・資格を持っているが、4歳の子どもがいるため、「育児と両立できる仕事がほとんどない」と指摘する。

ファタハリさんは多くの若者と同様、経験不足を理由に不採用にされ、機会がなければその経験を積むこともできないという「負のサイクル」にとらわれていると語った。

スターマー首相は昨年、若年失業率上昇の原因を把握するためにこの調査を委託した。

この報告書では、ニートの84%が就労や職業訓練を希望しているにもかかわらず、多くの若者が社会人としてのスタートラインにすら立てずに苦労していることが明らかになった。


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報告書はその原因として、飲食・接客業の仕事や、週末のアルバイト、見習いといった、未経験から始められる仕事の「急激な減少」を挙げている。

ミルバーン氏は、「若者側の努力が不足しているのではない。不足しているのは、機会と支援だ」と断言した。

イングランド南西部に住むフェイスさん(22、女性)は、犯罪学の修士号の取得を控えているにもかかわらず、パートタイムの仕事すら見つからないと語った。

「カフェやパブなど、町のあらゆる求人に応募したが、ただ無視されるだけだった」と語り、この経験から将来への「強い不安」を抱くようになったと付け加えた。

フェイスさんは「多くの人が就職に役立つと思って大学に通うが、私個人としてはその効果を実感できていない」と訴えた。

10年ほど前、英国のニートの割合は欧州連合(EU)の平均並みだった。だが昨年までに、英国よりもニートの割合が高いのはルーマニアだけとなった。

報告書は、メンタルヘルス問題の増加が、英国におけるニート急増の大きな要因になっていると指摘した。

ミルバーン氏は、「おそらく過去2世紀で初めて、健康、特にメンタルヘルスの変化が経済成長を阻害し、労働供給の縮小を引き起こしている」と主張した。

ニート危機による経済的損失は、失われた税収や、医療・福祉支出の増加を考慮すると、年間約1250億ポンド(約26兆7000億円)に上ると試算されている。

若者支援団体「ユース・フューチャーズ・ファンデーション」の副最高責任者、サラ・ヨン氏は、「この統計の背景には、若者たちがしばしば複数の障壁に直面しているという現実がある」と語る。

英国商工会議所(BCC)のシェバーン・ハビランド会頭は、ニート問題は「企業側からもずっと前から報告されてきたことだ」と指摘。

「この報告書は政策立案者に対するニート危機についての警鐘とならなければならない」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News

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