NY市場サマリー(13日)ドルは対円では上昇、株上昇・利回りやや低下
<為替> 米国とイランの戦闘終結に向けた協議が物別れに終わり、トランプ大統領がホルムズ海峡を封鎖すると表明したことを背景に、ドルがユーロなどの主要通貨に対し軟化した。ただ、ドルは対円では上昇した。 終盤の取引でドル/円は0.28%高の159.74円。日本の長期金利の指標である10年債利回りが3.2ベーシスポイント(bp)上昇し、2.496%と、約30年ぶりの高水準を付けた。 主要通貨に対するドル指数は0.18%低下の98.54。ユーロ/ドル は0.15%高の1.1737ドル。
NY外為市場:
<債券> 中東情勢をにらみ安全資産に資金が流入する中、国債利回りが全般的にやや低下した。米国がエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖措置に踏み切ったことで緊張が再び高まっていることが背景。ただ、中東情勢に対する市場の反応は次第に鈍くなっている。 トランプ米大統領はこの日、週末に行われた米国とイランの戦闘終結に向けた協議が物別れに終わったことを受け、ホルムズ海峡を通過する船舶に対する封鎖措置を開始したと表明。事態がエスカレートする恐れがあるものの、米国とイスラエルによるイランに対する軍事攻撃開始から7週間目に入る中、ニュースに対する市場の反応は鈍くなっており、警戒感を保ちながらも新たな材料を待つ様子見姿勢が強まっている。 終盤の取引で10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)低下の4.297%。2年債利回りは2.1bp低下の3.781%。 30年債利回りは1.3bp低下の4.901%。
米金融・債券市場:
米国株式市場:
<金先物> 米イラン和平協議の決裂を受けたドル高やインフレ懸念の再燃が重しとなり、下落した。中心限月の清算値(終値に相当)は前日比0.4%安の1オンス=4767.40ドルだった。
週末に米イラン和平協議が決裂した後、米軍がイランの港湾を出る船舶の封鎖を表明し、イランは湾岸諸国の港湾への報復を警告した。これを受け原油価格が急騰し、インフレ懸念が高まったことで中央銀行の利下げ余地が狭まるとの見方が広がった。
NY貴金属:
<米原油先物> 原油先物は約4%上昇した。米中央軍は、米東部時間13日午前10時(日本時間午後11時)、ホルムズ海峡周辺で海上封鎖を始めた。一方、イランは湾岸諸国への報復をちらつかせている。 清算値は、北海ブレント先物が4.16ドル(4.4%)高の1バレル=99.36ドル。米WTI先物は2.51ドル(2.6%)上昇し、99.08ドルとなった。序盤には、ブレント原油は8ドル以上、WTI原油は9ドル以上上昇していた。 現物市場の価格は上昇を続けている一方、先物トレーダーは、トランプ米大統領の予測不可能な発言を受けて、より慎重な姿勢をとっている。
NYMEXエネルギー:
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