「久しぶりにお母さんが恋愛してる顔を見ました」藤田ニコルが明かす実母の『あいの里2』出演裏話。インタビューで語った母への感謝「たくさんありがとう」(集英社オンライン)|dメニューニュース
「久しぶりにお母さんが恋愛してる顔を見ました」藤田ニコルが明かす実母の『あいの里2』出演裏話。インタビューで語った母への感謝「たくさんありがとう」
3月12日、タレント・モデルの藤田ニコルがメイク方法やスキンケア、そしてメイクに対する考え方を語る美容本『私が垢抜けた82の方法』を上梓する。本書にて「垢抜ける方法は自信を持つこと」と語るが、彼女自身が今の自分となりえたのは母親の影響が大きいのだとか。
藤田の母親といえば、Netflixで配信された『あいの里 シーズン2』に“パチゆみ”として出演したことでも知られる友美さん。いったい、どのような影響を得たのか話を聞いた。(前後編の後編)
母から受け継いだこと
著書の冒頭で、藤田は「子どもの頃からずっと母に『可愛い、可愛い』って言われて育ってきた」と綴っている。
ロシアとポーランドをルーツに持つ父、そして日本人である母・友美さんの間に生まれ、両親の離婚後は友美さんのもとで育った。
――お母様が「可愛い」と言ってくれたことは、自分にとって影響が大きかったと感じますか?
藤田ニコル(以下同)
めちゃくちゃでかいです。自分のことが大好きで育ちましたし、この性格になれたのも母のおかげって思うくらい。
悪い時はちゃんと怒られてきたけど、「可愛い」「愛してる」ってずっと連呼されて育ったので、自分がいつか子育てする時が来たら、母の教えを繋げていきたいです。
子育てじゃなくても、周りの人にいいところがあったら、ちゃんと褒めようって思うし、友達が前髪を変えたりしたら、そういう変化にはちゃんと気づいてあげたい。
自分がされて嬉しいことは周りの人にしようっていつも思います。
――「可愛い」と言ってくれた以外に、お母様の影響を感じることはありますか?
母は私のしたいことをさせてくれました。
『学校に行け』なんて言われなかったので、行かなかったんですけど、『学校に行かなくてもいいけど、自分の人生だから自分で決めてね』みたいな。
そしたらダメな部分がいっぱいできちゃったんですけど(笑)。それでも、母は『自分で責任取ってね』って感じ。
――お母様の遺伝子を引き継いだなと感じるところはありますか?
行動力は引き継いだなって感じます。母の行動力えげつないんで。
今、一緒にお仕事もするんですけど、『あれやろう』ってなったら、もう3日後には実行できてるみたいな。そのくらいの行動力があります。
それ以外は、実は真逆です。
母はめっちゃ明るいんですけど、私は割と暗くて。母みたいに明るくなりたくないと思うことも(笑)。
「勝手に送りました」
27歳になった今、母・友美さんとは友達みたいな関係だという。
友美さんは、Netflixで配信された恋愛ドキュメントバラエティ『あいの里』に“パチゆみ”出演して大きな話題を集めたが、藤田の後押しで出演が決まった。
――なぜ、お母様の出演を後押しされたんですか?
普通に彼氏作った方がいいんじゃない思って。お母さんの恋愛全然見てないなって思ったんです。
弟はまだ母と暮らしてるんですけど、もうすぐ独り立ちするから、お母さんが寂しくなっちゃう。
やっぱ誰かと一緒に、将来を支えてくれる人と出会った方がいいんじゃないかなって。だから、勝手に送りました。
母は普段の行動力はすごいんですけど、恋愛面ではあんまり。
久しぶりにお母さんが恋愛してる顔を見ました。ざわざわしましたね。送り出してよかったです。
――番組で見たことのない姿を見て、お母様との関係は変わったりしましたか?
関係は変わってないかもしれないですね。友達みたいな関係性で、ずっと仲いい。
だから恋愛の話もずっとお互いしてきたし。本当、母には何も言ってないことがないくらい。
――では、本を出すことはもう?
あ、言ってないですね(笑)。プライベートなことは全部話してますけど、仕事の報告はそんなにしないかも。もう27歳なんでね。
――お母様に感謝を伝えるとしたら、どんなことを伝えたいですか?
やっぱり、たくさん愛情持って私を育ててくれて、本当にたくさんありがとう。愛を教えてくれてありがとうって言いたいですね。
私も愛のある人間になれるように母からの愛を受け継いでいきたい。
母と違って、恥ずかしがり屋に育っちゃったけど…。でも、いろんな人に愛のある言葉をたくさん伝えていきたい。
――悩みを抱えた子にエールを送るとしたら、どんな言葉を送りたいですか?
自分の可愛いは、絶対に自分が持ってる。流行りに流されないで、ちゃんと自分を見つけ出して、『自分は可愛い』って思えれば、それが1番。
いろんな人に自分自身のことを好きになってもらいたい。悩んでいる人たちの背中をそっと押せたらいいなって思います。
前編はこちら
取材・文/羽田健治