トランプ氏のグリーンランド購入意欲、「冗談ではない」と国務長官

1月30日、ルビオ米国務長官はグリーンランド獲得は米国の国益にかなうとし、購入に対するトランプ大統領の関心は「冗談ではない」と述べた。写真はグリーンランド・イガリクで2024年7月撮影(2025年 ロイター/File Photo)

[ワシントン 30日 ロイター] - ルビオ米国務長官は30日、グリーンランド獲得は米国の国益にかなうとし、購入に対するトランプ大統領の関心は「冗談ではない」と述べた。

ルビオ氏はラジオ番組で、トランプ氏がグリーンランドを購入したい意向で、交渉で優位な立場を維持するため軍事力行使を排除していないと述べた。

「これは冗談ではない」とし、「土地を手に入れることが目的ではない。これは国益にかなうことで、解決する必要がある」と語った。

海上輸送にとって北極圏が非常に重要になるとし、米国が防衛を担う必要があると指摘。中国が存在感を高めようとする可能性があると警告した。

4年後に米国がグリーンランドを所有しているかとの問いには「明らかに大統領の優先事項だ」とした上で、「戦術的にどのように進めるか厳密に議論する立場にはまだない。4年後には北極圏におけるわれわれの利益がより確実になっているだろう」と述べた。

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