高市首相が「マイナスとも…」 沖縄知事選、総力戦の自民に懸念
全国の米軍専用施設面積の7割が集中する沖縄県で27日、知事選が告示された。
自民党は12年ぶりとなる県政奪還に向けて党幹部が告示前から沖縄入りするなど総力戦の様相だ。告示直前には党本部が主導して元衆院議員の下地幹郎氏と政策協定を結び、下地氏は立候補を取りやめた。
ただ、党が関与を深める中、高市早苗首相の保守色の強さが敬遠されているとの見方もある。首相は「政権基盤を占う」選挙と位置づけており、選挙結果が政権の求心力に影響する可能性がある。
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「第3の候補」撤退の裏で…
「下地さんの英断に敬意を表したい。保守系が一体となってワンチームで県政奪還を目指していく」
下地氏が出馬取りやめを発表した25日、自民の西村康稔選対委員長は党本部で記者団にこう語った。自民は下地氏との間で、子どもの貧困対策や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還時期の明示などで合意書を結んだ。
関係者によると、党本部と下地氏の交渉は、下地氏が衆院議員時代に側近を務めた鈴木宗男参院議員が仲介する形で始まった。西村氏が交渉を重ね、最終的には首相が下地氏の要望を「丸のみ」することに応じたという。
下地氏の不出馬により、知事選は元那覇市副市長、古謝玄太氏と現職の玉城デニー氏の事実上の一騎打ちの構図となった。党幹部の一人は「全体で考えれば、下地氏の不出馬はプラスだ」と指摘する。
また、3月に辺野古沖で修学旅行中の女子高生らが死亡した転覆事故を受け、批判が、玉城氏や支援する「オール沖縄」に向かっているとの見方もある。
「高市色が…」地元から懸念も
そんな中、首相は選挙戦に向けた発信を強めている。25日の自民役員会では知事選について「政権基盤を占う」と言及。古謝氏を「しっかり応援していきたい」と強調した。
ただ、保守色が強い高市政権が前面に出ることには警戒感もあるようだ。自民内では首相の沖縄入りも話題となったが、「離れる票もある」(関係者)として慎重論が出ている。
閣僚経験者の一人は、日本維新の会や参政党なども古謝氏を推薦していることを挙げ「高市色がマイナスになっているという声も聞く。これでは玉城氏の票を取り…
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