国際ニュース:AFPBB News
発信地:ガザ市/パレスチナ自治区 [ パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで行われる遺体の捜索活動とその様子を見守る武装したパレスチナ人(2025年10月17日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP【10月19日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は18日、パレスチナ自治区ガザ地区での戦争は、イスラム組織ハマスが武装解除され、同地区が非武装化されるまで終わらないと警告した。
ネタニヤフ氏の発言は、ハマスの武装組織イザディン・アルカッサム(カッサム)旅団が、同日夜にさらに2人の人質の遺体を引き渡すと発表したのに合わせて出された。
イスラエル軍は午後11時(日本時間19日午前5時)前、赤十字のチームが「複数」の遺体を受け取りに向かっていると発表した。
ガザに残る人質の遺体をめぐる問題は、停戦の第1段階の実施において障害となっており、イスラエルはこの問題を、ガザ地区とエジプトを結ぶ要衝ラファ検問所の再開と結びつけている。
ネタニヤフ氏は、戦争を終結させるには停戦の第2段階を完了させることが不可欠だとしたうえで、「第2段階にはハマスの武装解除、より正確に言えば、ハマスから武器を取り上げた後のガザ地区の非武装化が含まれる」と述べた。
さらに、右派系テレビ「チャンネル14」に出演し、「これが完了すれば戦争は終わる。できれば穏便に、そうでなければ力ずくで行う」と語った。
ハマスはこれまでこの構想に反対の立場を崩しておらず、戦闘の一時停止以降、ガザ地区での支配を再び強化しようとしている。(c)AFP/By AFP team in Gaza with Dave Clark and Jay Deshmukh in Jerusalem