山本由伸も最短KO…ドジャース先発“崩壊”問題にLA記者が本音、大谷翔平でも佐々木朗希でもない懸念点とは?「トレードでの補強は…」(Number Web)

 長いレギュラーシーズン中に故障者はつきもので、過去数年のドジャースを見ていてもそれはある程度想定できることだった。特に投手陣にケガは必ず起こることではあり、首脳陣はそれゆえに層を厚くするチーム作りを進めてきた。それでもシーズンの早い段階から、スネル、グラスノー、ロウキとこれほど多くのケガ人が出るとは思わなかった。それに関しては、私にとっても少々驚きではあった。  ただ、何よりも重要なのは、最も大事な終盤戦〜プレーオフの時期に主力投手たちが健康を保つこと。そういった意味で、ドジャースにとっての救いは基本、すべての先発投手がシーズン終了までには復帰できそうなことだろう。  次のステップとしては、とにかく投手たちが健康になるのを待つことだ。過去サイ・ヤング賞に2度輝いたスネルは去年もケガで出遅れたが、後半戦では素晴らしい投球を継続した。そんな経歴を振り返り、楽観的に考えている関係者は多いはずだ。  個人的にはグラスノーの方が懸念材料だとは思う。  31歳の右腕の才能は誰もが認めるものがあるが、頻繁に故障しており、長期間にわたって健康を維持した経験がない。昨夏にも右肘のケガが発覚し、9月以降は登板できなかったのはご存知の通り。とはいえ、ドジャース移籍後も健康時には優れた投球をみせていて、実力は確かなだけに、復調への期待は残っている。  ショウヘイも後半戦にはマウンド復帰が予想され、さらにエメット・シーハンがカムバックすれば先発ローテーションの層は厚くなる。ロウキに関しては、まだメジャーで実績を残していないため、スネル、グラスノーといったベテランとは少し違うカテゴリーにいると思う。それでもヤマモト、スネル、グラスノー、ショウヘイという4人のうち、少なくとも2人がベストの状態で終盤戦、プレーオフに臨めるのであれば、ドジャースが大きな危機感を感じることはないだろう。

Number Web
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: