婚約発表のりくりゅう、“本当の関係”を隠し通した切実な理由 正しい関係性を理解されず、嫉妬や羨望を向けられることも 競技に対するノイズを避けるために細心の注意
婚約を発表した“りくりゅう”こと三浦璃来と木原龍一(木原のXより)
夢を諦めかけていた青年とはつらつとした女子高生が、氷上で運命の出会いを果たしてから7年。先の五輪で優勝を飾った“最強カップル”が婚約を発表した。ふたりが永遠の愛を誓うまでには、さまざまな“壁”があって──。【前後編の前編】
「去年くらいからでしょうか。ふたりが恋人同士だと親しい関係者の間で噂され始めていました。本人たちは“バレていない”と思っていたのでしょうが、徐々に隠しきれなくなっていったようで……。
この7月末から8月にかけて初めてプロデュースしたアイスショーが大成功を収め、プロとして今後の道筋が見えたことで結婚への決意が固まったのでしょう。8月22日は木原さんの34回目の誕生日。ふたりでお祝いし、その翌日の大安に婚約発表──と決めていたのだと思います」(スケート関係者)
8月23日の朝、今年2月のミラノ・コルティナ五輪で日本フィギュアペア史上初となる金メダルを獲得した、“りくりゅう”こと三浦璃来(24才)と木原龍一(34才)が婚約を発表した。
吉報は瞬く間に拡散され、祝福の声が殺到。ただ、氷上で顔を寄せ合い、いまにもキスしそうなほど熱を帯びた眼差しで見つめ合う──そんなふたりのアツい演技を思い返し、「やっぱりそうか!」「納得すぎる」と膝を打った人も多かったようだ。意外な反響は三浦へも伝わったようで、《あまり驚かれていないことに驚いています笑》と、その日のうちにXを更新している。
ふたりが日本中を熱狂させたのは、見事な逆転優勝を飾ったミラノ五輪。ショートではミスが出て5位発進となったものの、翌日のフリーで世界歴代最高得点となる158.13点を叩き出す神がかった滑りを披露。演技後に号泣して抱き合う姿が世界中の人々の心をわしづかみにした。
五輪後の会見で関係性を問われると「想像にお任せします」と明言を避けていたふたり。その裏には「本当の関係は絶対にバレてはいけない」という切実な思いがあったという。
「もし現役時代に交際が公になっていれば、成績が落ちたときに『恋愛にうつつを抜かしているからだ』と心ない批判を浴びるリスクもありました。そもそもカップル競技は、年頃の男女というだけで恋愛フィルターをかけられがちです。正しい関係性を理解されず、周囲から嫉妬や羨望の眼差しを向けられることも少なくない。その視線は演技にも影響を及ぼします。ふたりはそうしたノイズを避けるため、見られ方には細心の注意を払ってきたのです。
メダル獲得後の会見では、三浦さんがあえて木原さんからのアメリカ旅行の誘いを断る、という一幕も。好きなタイプを聞かれた三浦さんがはぐらかしていたこともありました」(前出・スケート関係者)
ふたりの間にはもう1つの葛藤があった。運命の出会いとロマンチックに語られがちだが、ペアを結成した2019年夏、木原は26才、三浦はまだ17才の高校生だった。
「年齢的に“中堅スケーター”に差し掛かっていた木原さんとしては、9才も年下の女子高生と組むにあたり、万が一にも“恋愛関係”のような色眼鏡で見られてはいけない、と緊張感を漂わせていたようです。実際、アイスリンク以外では一定の距離を置いていました。
ペアだから好意を向けなくてはと考えていた三浦さんに、『ぼくのことを好きにならなくてもいい』と声をかけ、周囲に『ぼくは飼育員なので』と冗談めかしていたのも、彼なりの自戒と慎重さの表れだったのでしょう」(前出・スケート関係者)
※女性セブン2026年9月10日号