台湾の追加防衛支出案、通過しなければ国際社会に誤解与える=総統

写真は台湾の頼清徳総統。2025年12月、宜蘭県で撮影。REUTERS/Ann Wang

[台北 4日 ロイター] - 台湾 の頼清徳総統は4日、 野党が支配する議会が400億ドルの追加防衛支出案を阻止し続けるなら、国際社会が台湾の自衛決意を誤解する恐れがあると述べた。

米議会における台湾の強力な支持者であるロジャー ・ウィッカー上院 軍事委員会委員長は2日、台湾野党が頼氏の防衛予算を削減したことに「失望した」とXに投稿した。

頼氏は与党 ・民進党の会合で、野党が同案を阻止し続け独自の案を推し進めれば「防衛能力の向上が遅れることになる」と指摘。「国際社会が台湾の自衛決意やインド太平洋の平和維持に向けた姿勢を誤解する恐れがある」と語った。

米共和党のダン・サリバン上院議員は、台湾最大の野党である国民党を直接批判した。国民党幹部が現在、中国を訪問していることを念頭に「以前も警告したが、台湾の防衛を軽視して中国共産党に屈するのは火遊びだ」とXに投稿した。

国民党は、台湾の防衛力強化を支持する一方で、政府の支出計画を徹底的に精査する権利があり、「白紙小切手」に署名するつもりはないと表明している。国民党は英語の声明で「米上院議員の方々の貴重な意見に感謝する」とした上で、「国民党は台湾の安全を守り、防衛力を強化するとともに、対話を通じて建設的に関与し、海峡両岸の平和と安定を推進することに引き続き全力で取り組んでいる」と述べた。

中国国務院(政府)台湾事務弁公室のトップ、宋濤主任は4日に国民党の蕭旭岑副主席と会談し、「『両岸は一つの家族』という理念を堅持すべきだ」と指摘した。国民党と中国共産党が「台湾独立、分離主義、外部勢力による干渉に断固反対し、台湾海峡の平和と安定を共同で守らなければならない」と述べた。国営メディアが報じた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: