「得点王を狙っている」広島JrユースMF駒野友春が圧巻跳躍ヘッドで今大会7点目!! 守備でも好対応で4強入り貢献
今大会7点目を決めた
[8.21 クラセンU-15準々決勝 FC LAVIDA 0-2 広島Jrユース 白旗山B]
エースがサンフレッチェ広島ジュニアユースを8年ぶりの日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会準決勝へと導いた。MF駒野友春(3年)が前半17分にヘディングシュートで先制弾。今大会7点目で得点王争いを繰り広げながら、日本一まであと2勝に迫った。
身体能力の高さを示す一発だった。MF岩成浩和(3年)が蹴った右CKにニアサイドで駒野が反応。登録身長では競り合った相手選手の方が1cm高い中、頭一つ抜けた圧巻のジャンピングヘッドをゴールに流し込んで先制に成功した。 「敵がゾーンだった。間に入ってジャンプして、自分の方が身長は低かったかもしれないけれどジャンプ力で競り勝ってシュートを打てた。岩成くんが良いボールをくれて自分もヘディングが得意なので、そこで合わせてゴールに結びつけることができてよかったです」 これで6戦7発となり、「得点王を狙っているので1点決められて安心という感じ」と駒野。この時点では暫定トップタイとなったが、その後の試合で準々決勝敗退の鹿島アントラーズジュニアユースFW礒部怜夢(3年)と準決勝進出の川崎フロンターレU-15生田MF新堀隼(3年)がともに8点目を記録したため3位で準決勝へ進むことになった。 2年生だった昨年も日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の優秀選手に選出される活躍だったが、得点数を2から7へと大きく伸ばしている。この試合を含めて右サイドハーフでの出場が基本となっている中で得点を量産しており、チームメイトへの感謝を強調した。 「自分が攻撃にいって守備に戻っているときも右サイドバックのDF橋本英知くん(3年)が時間をかけて守備してくれるのでやりやすいし、自分がゴールに向かっているときも後ろでサポートをしてくれるのでやりやすい」 その上で利き足とは逆の左足の精度を高めたことや、キックフェイントで右足のシュート精度を生かしていることといった技術面の向上、シュート意識を高めてボールの受け方も上達したことがゴールラッシュの要因と感じている。 そうした攻撃的な活躍に加えて、この試合ではサイドハーフとして守備面でも貢献。自陣ゴールライン際の対人守備で体を入れてマイボールにする回数も多かった。現在は攻撃面で貢献したい考えで前線を本職としているが、過去に父の駒野友一氏も務めたサイドバックを担当していた経験が生きた様子。「そこはサイドバックをやっていてお父さんとかに教えてもらっていたのでお父さんのおかげかなと思う」と謙虚に振り返った。 今大会はスピードが武器のFW片山順三郎(3年)を生かす配球やフィジカル面にも手応えを感じながらの4強入り。もっとも「自分のストロングポイントが点を取るところなので、自分が点を取らないといけないという思いが強い」という得点意欲を強く持ちながら、日本一と得点王を狙っていく。 (取材・文 加藤直岐)●第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)特集